ビールのネタ帳(29)ワインはキリストの血、ではビールは?
知って飲めばますます美味しいビールのあれこれ。
パブで披露すれば今宵の主役はあなた!?
雑誌「ビール王国」から、ビールの小ネタをえり抜きでお送りします。
ワインはキリストの血、ではビールは?
誰ですか?キリストのおしっこなんて言う人は?!
ビールは「液体のパン」、即ちキリストの肉です!
4月の復活祭に先立つ2週間はキリスト教の断食期間。
固形物を口にしてはいけないないけれど、液体の摂取は許されていました。
そこで「パンが駄目ならビールを飲めばいいじゃない」と、とんちを効かせた修道師たちは麦のエキス分を高めたビールを造りました。
できたビールはビタミンやミネラル豊富で栄養満点、まさに「液体のパン」。
ドイツ、ベルギーの修道院では断食期間の栄養補給として、また巡業者への持て成しとしてビールが造られていました。
修道院は自給自足。
労働は神への奉仕でしたから、ビール造りも修行のひとつでした。
断食はともかく、修道士が造ったビールを飲んでみたいというアナタにお勧めしたいのが
「トラピストビール」ビール。
「トラピストビール」を名乗れるのは、国際トラピスト会修道士協会によって基準を満たした11箇所のビールだけ。(増えていますよ!)
現在でも、
「ビールはトラピスト会修道院の手により生産するか、直接指導の元に行うものとする。
また修道院敷地内の設備によって醸造されなければならない」など
厳格な規律のもとビールが造られています。
「パブで絶対にウケる! ビールのネタ帳」は雑誌「ビール王国」に掲載。
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