[テイスティング]2015.10.19

京都醸造「与謝野の挑戦」テイスティングレポート

今年度から町のプロジェクトとしてホップ栽培を始めた京都府与謝野町で収穫されたホップを、京都醸造株式会社が使用して造ったビール「与謝野の挑戦」の販売が開始されたことは、2015.10.18付けで紹介したが、早速、神楽坂の「結喜菜」「クラフトビアマーケット神保町テラス店」でテイスティングをおこなった。

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ホップの香りはファーストアタックではなく、口に含んで鼻に抜けるフレーバー、そして飲み終わったあとの余韻に程よく表れてくる。苦味は印象的だが尖りがなく上品である。鮮烈すぎるホップアロマや過剰なまでの苦みに辟易しているビールマニアには大歓迎のビールと言っていい。
ベルジャン酵母が醸し出す香りが頃合いで心地よく、バランスが良いのも特徴だ。スムーズだがウォータリーではなく、満足感がある。
京都産ポップを使い京都で醸造されたビールならではの、雅なビールだ。

鶏肉、白身魚、マリネされたオリーブ、ピンクペッパー、ハーブ、エシャロット、セロリ、玉子料理、ピクルス、イタリアンドレッシング、マヨネーズ、ビネガー、シェーブルやカマンベールチーズなどとの相性は言わずもがなだが、ダシの効いた関西風の和食にもドンピシャとハマルに違いない。

ペアリング例
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神楽坂「結喜菜」の鶏ハムと

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神楽坂「結喜菜」のキノコのキッシュと

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神田錦町テラススクエア「クラフトビアマーケット神保町テラス店」のブリのカルパッチョと

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与謝野の挑戦京都府与謝野町京都醸造株式会社結喜菜

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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