No. 36『Liefmans Kriek Brut 2015』いかがでしょうか?
2015年のWBA(ワールド・ビア・アワード)の受賞結果が9月に発表されましたね。
日本のビールではWorld’s Best Herb & Spice Flavoured Beer部門でサンクトガーレン「スイートバニラスタウト」が受賞するなど、同国民としては喜ばしい限りです。
今年からは「Country Winners」という項目も新設。スタイル毎に基準を満たした銘柄が国別で表彰されることになりました。
ちなみに日本は以下の通り。おめでとうございます!!
http://www.worldbeerawards.com/2015/asia/japan.html
国内でも数々の美味しいビールが頂ける幸せ。有り難いですよね!
本日オススメ致しますは、ベルギーの Country WinnersのSour Beer – Kriek/Framboise部門受賞。
『Liefmans Kriek Brut 2015』いかがでしょうか?
一年に一度、7月だけに造られるフルーツビールです。醸造後に新鮮なチェリーを漬け込み、18~3ヶ月間熟成されます。
鼻を近づけると甘いチェリー。ほのかにプラムのような酸味&チーズのような深みのかる香り。深紅の液色と、浮遊する淡いココア色の容姿も相まって、妖美な印象を受けます。
甘味を伴いながらも口に広がる果実のような酸味。苦味の代わりに渋味が立ち、くどすぎないフィニッシュ。甘・酸・渋が各々心地良く感じるバランスでまとまっています。複雑ながらも飲み疲れないです。
なお、私が飲みましたのは賞味期限2025年3月。瓶内2次発酵で10年ほどはイケるようですね。
-Beer profile-
商品名 : Liefmans Kriek Brut
生産国 : ベルギー
醸造元 : デュベル・モルトガット醸造所(2015年現在)
アルコール度数 : 6.0%
原材料 : 麦芽、ホップ、さくらんぼ、チェリージュース、香料、糖類、酵母、甘味料(アセスルファムK)
HP : http://www.liefmans.be/ja
【Back Number】
No.35 『Ritterguts Gose』いかがですか?
https://www.jbja.jp/archives/11260
お読み頂いた皆様に感謝を込めて。
佐藤翔平
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。