うちの逸品いかがですか? 4軒目 【Smoke Beer Factory編】
皆さん、燻製はお好きですか?私は大好きです。美味しい燻製料理をいただきながら、ビールを飲む。とても幸せな時間です。そんな素敵な時間を過ごせるお店の逸品を今回はご紹介したいと思います。
東京メトロ有楽町線、副都心線要町駅から徒歩3分。コンクリートを基調した建物の1階にSmoke Beer Factoryはあります。
燻製料理とクラフトビールが創りだす可能性が堪能できる空間
店名にあるように「燻製が好きだったから」とオーナーは大の燻製好きです。燻製料理とお酒、特にクラフトビールがもつ幅の広さとの可能性が店名の由来となっています。
燻製は「熱燻製、温燻製、冷燻製と食材によって、製法を変え、なかには数十時間の時間をかけて燻製した食材もあります」これだけでも燻製へのこだわりが伝わってきます。
店内はバーのようなカウンターを中心にテーブル席やパーティーにも使える個室もあります。
ビールのラインナップはタップ7種類。スモークビールであるラオホも2種類あります。その他にはボトルでハワイのビールもあります。
卵やチーズ、魚まで、様々な燻製を楽しめる!
燻製メニューはベーコンや合鴨といったお肉だけではなく、たまごやチーズ、魚ととてもバラエティに富んでおり、燻製の魅力を十二分に感じ、味わえるメニューになっています。その他に一品料理もあり、ゆっくりとお酒を飲みながらつまみを楽しむことができるラインナップになっています。
魚、特に刺身の燻製料理は珍しいと思い、訊ねてみると「店長が日本料理に詳しいから提供できるメニュー」と話してくださいました。
燻製の世界をこのワンプレートで
これだけ魅惑的なメニューばかりだとどれも逸品と言えると思います。オーナーさんが何を選択してくださるのかなと楽しみです。そして、「燻製とクラフトビールが持つ魅力を惹きたてるにはこれが良いと思いました」とオーナーが選んだ逸品は燻製の盛り合わせでした。
盛り合わせの内容は合鴨、プロセスチーズ、そして、刺身です。刺身はその時の仕入れの関係で内容に変更があるとのこと。この日はサーモン、ひらめ、黒むつでした。
そして、この燻製の盛り合わせにはある特徴があるのです。燻製してあるものとしていないものとで食べ比べができるようになっています。こうした気遣いもとても嬉しいですね。
えっ、ヴァイツェンとお刺身??
やはり合わせるビールはラオホです。この日はシュレンケルラのラオホを選択してくださり、食べ始めようとしたときに「これも合わせてみてください」となんとヴァイツエン(横浜ビール)とセゾン(京都醸造の一期一会)を出してくださいました。
「ヴァイツェンはお刺身と。セゾンは合鴨。ラオホはチーズと合わせてみてください」そうオーナーから伝えられ、正直「ヴァイツェンとお刺身って合うのか?」と不安が広がってしまいました。
恐る恐るお刺身を食べ、続けてヴァイツェンを口に含んでみると「あら、不思議?」お刺身の味がまろやかな感じに。お刺身のもつ臭みがヴァイツェンの甘味、酸味が包み、臭みをとってくれるんです」とその意外な組み合わせの種明かしをしてくれました。
セゾンでは肉の甘味や旨味をさらに強調し、合鴨肉のもつ美味しさを惹き立ててくれました。そして、ラオホとチーズはお互いの風味を高め合ってくれました。
燻製料理というとラオホが一番相性の良さ発揮するものなのかなと思っていましたが、他のビールでも補ったり、高め合ったりできるということがわかりました。
逸品の燻製料理とビールをいただきながらオーナーをはじめとするスタッフさんから燻製の素晴らしさを聞くのがとても楽しいお店です。ぜひ、皆様もSmoke Beer Factoryさんの逸品を食べに行ってみてください。味だけではなく、盛り付け方も逸品です。
◆Smoke Beer Factory Data
住所:〒171-0043 東京都豊島区要町1-18-12 PARU-F
電話:03-3530-8557
E-mail:smokebeerfactory@gmail.com
営業時間:月・水・木・日 17:00~25:00 金・土 17:00~26:00
定休日:火曜日
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。