「第1回 寿司フェス」、スプリングバレーブルワリー東京で2/28(日)まで開催中!
東京・代官山のスプリングバレーブルワリー東京(以下、SVB東京)で、クラフトビールとグルメ回転寿司のコラボイベント「第一回寿司フェス」が2/28(日)まで開催されている。国内クラフトビール5社と回転寿司3店舗がタッグを組み、寿司と寿司を引き立てるビールの組み合わせを考案。日本独自の発想で開発、新しい和食文化を創造する取り組みと展開が狙いだ。
本イベントは1800円のチケット制(入場料300円+1チケット300円が5枚付き)。会場ではクラフトビール12種類と寿司12種類が提供され、来場者は1チケット(300円)からビールと寿司を購入し、自由にペアリングを楽しむことができる。会場ではペアリングの人気投票も行われており、来場者が美味しいと感じた組み合わせが一目瞭然。会期中はマグロの解体ショーや寿司、ビール双方の職人によるプレゼンテーションなども行われる。
SVB社長の和田 徹氏は、SVB東京がオープンした2015年4月から、和食とのペアリングをずっとやりたいと考えていたという。「このイベントを通して新しいビールの世界に踏み出したい」と語る。本イベント開催にあたり、JBJA代表理事、藤原ヒロユキがビールの選定、試食、限定醸造ビールの考案などに携わった。「寿司のバリエーションの広さに驚いた。クラフトビールに通じるクラフト感がある」(藤原)
寿司フェスの開催にあたり、「鮨祭(すしまつり)」と「あがりエール」の2種類が数量限定で提供を開始した。鮨祭は柔らかな甘味と酸味が上品なエールで、SVBシニアマスターブリュワーの田山智広氏によるレシピ。あがりエールは原料にほうじ茶を使ったエールで、当協会代表の藤原が考案。ほうじ茶の香ばしさとほのかな渋み、麦芽の甘味が調和、後味がさっぱりしたビールだ。
「日本酒が鮨に合うことからヒントを得て、それをビールで生かそうと考えた」と田山氏。「いわゆる江戸前、生魚を使ったものが多いとピルスナーは合わないと思われがち。しかし、回転寿しならではの炙りや創作系は、必ずしもピルスナーが合わないわけでないことがわかります。今回、ラガーのコープランドを提供していますが、かなりいろんな寿司に合うことがわかったのが大きな発見でした」。
会場では、特におすすめのビールと寿司の組み合わせを記した「ペアリングリスト」が入手できる。たとえば今回のビールラインアップの中にホワイト系のビールは4種類あるが(『多摩の恵 ヴァイツェン」「常陸野ネストビール ホワイトエール」「KONISHI ビール スノーブロンシュ」「SVB デイドリーム」)、同じ寿司ネタでもビールを合わせた時の香りや味わいが微妙に異なるのが楽しい。ぜひ、会場でお気に入りのペアリングを探し出してほしい。
【第1回 寿司フェス】
スプリングバレーブルワリー東京
東京都渋谷区代官山町13-1
2月26日(金)18時〜22時
2月27日(土)11時〜22時
2月28日(日)11時〜20時
■参加ブルワリー
石川酒造(東京)
木内酒造(茨城)
小西酒造(兵庫)
ヤッホーブルーイング(長野)
スプリングバレーブルワリー(東京)
■参加寿司店
沖寿司(埼玉)
独楽寿司(神奈川)
三浦三崎港恵み(東京・渋谷)
監修:日本ビアジャーナリスト協会、回転寿司評論家 米川伸生氏
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。