ビアラリー参戦記録(その2-1)
今回はラリー期間中に行われていたイベントについて報告してみようと思う。枝番が付いたのはてんこ盛りのイベントが故であることはご了承いただきたい。
10/31 ツール・ド・デリリウム前夜祭inデリリウムカフェトーキョー
今回はラリー初日が日曜日、そう、デリリウムカフェトーキョーは定休日なのである。そのための救済策として前夜祭が行われた。ゴール一番乗りを狙う猛者たちは大瓶を飲み、翌日は各店舗で1杯ずつ飲んで回ればいいまでにポイントをためていたのが印象的だった。ただ、この日はハロウィン。銀座店の店長が主催の、仮装して各店舗を回るイベントもあり、私はそちらに参加した。各店舗ではハロウィン限定の料理が用意されており、そちらを堪能しつつ店舗を回った。特に紙コップサイズでふるまわれたベル・オーブ六本木のムール貝ラーメンは定番化をお願いしたいほどの美味しさであった。しかし、店舗を回るための移動時間を少なめに見積もっていたことで時間が大幅にずれ込み、「ベル・オーブ豊洲が遠いのが悪い」とすべての原因を豊洲のアクセスのせいにしたのは少し酷だったか。
11/1 25周年記念東京芸術劇場&デリリウムアルゲントゥムinベル・オーブ東京芸術劇場
東京芸術劇場の25周年記念にあわせてアルゲントゥム(エバーブルー社の旗艦商品であるデリリウム・トレメンス発売25周年を記念して特別醸造されたビール)を開栓。近年知名度の上がってきたIPAスタイルということもあり、ラリー参加者以外にも人気を博していた。
11/3 グーデンドラークカフェinデリリウムカフェレゼルブ
グーデンドラークを醸造するヴァン・スティーンベルグ醸造所のデイヴィット来日に合わせて開催。デイヴィットにローマ字で書いた日本語を読ませてベルギービールカルタをし、優勝者にはTシャツがプレゼントされた。デイヴィットは各テーブルを回ってはスマートフォンにサインをしたり、ツーショット写真を撮ったりと半ばファンミーティングの様相を呈していた。また、最後には元スタッフが公開プロポーズを行い、その場にいた人たち全員で祝福するなど終始和やかな雰囲気であった。もちろん、デイヴィットはその場にあったグーデンドラーク大瓶のコルクを留めてあった金具で指輪を作ったり、牧師役を買って出たりと活躍していたことは言うまでもない。
なりふり構わずビールカルタで優勝し、グーデンドラークTシャツを勝ち取り、デイビットにサインまでしてもらったのは小声で報告したほうがいいのかもしれない。
11/8 ジビエの会inデリリウムカフェレゼルブ
・蝦夷鹿と無花果のパテ
・猪ロース肉の自家製ハム林檎のピューレマスタード
・兎とフォアグラのガランティーヌ
・シャラン鴨のスモークとコンフィ
・うずらのフリット
・らいちょうのロースト干し葡萄のソース
・エピスを衣った蝦夷鹿のロースト ソースポワブラード
・キジのロースト セップ茸のソース
・葡萄の葉で包んだ猪の岩塩焼き ブルーチーズのソース
・兎と栗のフォアグラのフティビエ ポルト酒のソース
・熊のラグー季節の茸とフィットチーネ
・鳩のロースト ソースサルミ
・自家製猪のハムとジロール茸のロゼッタ
・自家製パン
このメニューの豪華さに種類は限定されているとはいえ、飲み放題もついて¥8,000というのは安く感じた。ジビエの好きな人ばかりが集まるのだから当然ともいえるのだが、料理に対する情熱はむき出しのままの欲望と化し、限定料理の皿が空になるまで参加者の理性は戻ることが無かった。
しかも、各料理が美しく盛り付けられていたのはテンションが上がった。30枚もの葡萄の葉で包んだ猪の岩塩焼きが焼きあがるたびに岩塩を外しては切り分けるパフォーマンス。アトラクション感覚で人気を博していた。
飲み放題には赤ワインが入っていたこともあり、ワインとのマリアージュを楽しむ人も多数。ただ、樽生ベルギービールを15種類も飲み放題ではあったが、「合わないわけではないが、絶妙とは呼べない」程度のラインナップだったのは料理がおいしかっただけに非常に残念だった。別料金になるとはいえ、個人的にはデリリウムレッドと合わせてみたかったのだが、在庫が無くて断念せざるを得なかったことも今でも悔しい。
11/9~11 Belgian Beer Tasting Session 3 in リトルデリリウム
これは普段なら人目をはばかることなく飛びつくお得なイベントである。1杯が200㏄ほどと少し小さめではあるものの、5杯で2,500円なのだ。しかも、10杯なら4,500円になる上にフェイスブックで参加表明すると100円安くなるという太っ腹企画。しかも、小瓶ばかりとはいえラインナップが素晴らしい。
・セリスホワイト
・セント・ベルナルデュス・エクストラ・フォー
・アヴェルボーデ
・ピラート
・グーデンベルグ
・フローリス・パッション
・ルートボック
・セント・ベルナルデュス・ペーター
・グロッテンサンテ
・セント・ベルナルデュス・クリスマス
・エクストラエクスポートスタウト
・ノワール・ドッティーニ
・トゥルブレット
・リンデマンス・クリーク
・クーデシャルルブラウン
これらの中から好きなものを選んでいいのだ。もし、好きなビールがあるのならそれを5杯でもOKと考えた場合、ボトル3本弱が2,500円なのだ。ベルギービールの平均単価が1本あたり1,000円を超えることを考えればどれだけお得か理解できよう。
もちろん、3日間とも参加してほぼ全種類を堪能した。ものによってはボトルの上と下に注ぎ分けてもらい味の違いも楽しむことができ、大満足。しかし、悲しいかなラリーという戦いの場における非常なルール、5杯で5つのスタンプではなく、5杯を飲む1つのイベントのため、スタンプは1つしか押してもらえないのだ。3日間で15杯飲んで押されたスタンプが3つ。この効率の悪さには泣けてきたが、ビールが美味しかったので良しとした。
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