小田急ビア散歩(1)新宿【後編】
前編のアップから、筆者の怠慢で大分日にちが経ってしまいました。申し訳ありません。
すっかり季節も変わってしまいましたが、ビア散歩・新宿の後編にまいります!
【前編】はこちら
新ブルーパブへお邪魔します
すでに今回のお散歩ゲストの木暮氏が記事をあげているY.Y.G. Brewery & Beer Kitchen。最近、雑誌をはじめとしたさまざまなメディアの紹介記事にも掲載されている注目のブルーパブです。このビア散歩時には「新宿南口に新しいブルーパブができたらしい」と聞き、公式サイトの地図を頼りにお店を探しました。スペース・ゼロの近辺で少々迷った末に、ベルギービアバーの老舗・カフェ・ヒューガルデンのある路地の奥に、素敵なテラスのあるお店を発見!
駅からほんの少し離れた閑静な一角に、こんなおしゃれなブルーパブができたとは! すっかりテンションが上がります。こちらがY.Y.G. Brewery & Beer Kitchen です。1階駐車場からはガラス越しにタンクが並んでいるのが見えます。
ドキドキしながら1階のBrewery & Beer Barへ。入ると正面に見えるのが、白いタイルの壁とそこに設置された11のタップ。向かい側には1人掛け・2人掛けの席が並びます。明るく清潔感にあふれた店内。これなら1人でもふらりと飲みに来やすいな♪などと思いを巡らせつつ、今回は7階にあるBeer Kitchenへと上がりました。
7階のBeer Kitchenへ
1階とは少し雰囲気が異なり、こちらは大きめのテーブルとソファが置かれた居心地のよい空間。周囲に高いビルが少ないおかげで、昼間は太陽の光が燦々と差し込んできます。
さっそくビールと軽いおつまみをオーダー。ビールは歌舞伎町スタウト、代々木アンバーエールです。店名の「Y.Y.G.」を象ったロゴ入りのグラスで提供されます。バランスがよく飲みやすいけれどそのなかに個性がキラリと光り、深く印象に残る……そんなビールたち。アンバーエールを飲んだ後に残る心地よい苦味は、やみつきになります。おつまみにはワカモレと2種のソースを添えたトルティーヤをいただきました。左下はお通しのコーンブレッド。器も素敵ですよね。
天気の良い休日の昼、時間を忘れてのんびりと過ごすのにピッタリの空間でした。メニューにはソフトドリンクやスイーツ、さらに“キッズ向け”のフードメニューもあり、取材時にも小学生ぐらいのお子さんを含むご家族連れのお客さんがいらっしゃいました。
Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen
東京都渋谷区代々木2-18-3 オーチュー第1ビル
1F(Bar)Tel.03-6276-1221
月~金曜 17:00~23:30
土・祝日 12:00~23:30
日曜 12:00~21:00
7F(Dining)Tel.03-6276-5550
月~金曜 18:00~23:30
土・祝日 12:00~23:30
日曜定休 (連休時は連休最終日)
思い出横丁をぶらり散歩
前編のスタート・BERGから飲み始めて通算4杯。少し歩きながら酔いを醒ましますかということで、我々は新宿駅西口方面に向かいます。新宿には、東京都庁、高層ビル街、歌舞伎町などいろいろな名所がありますが、酒飲みにとっての名所はやはり思い出横丁とゴールデン街でしょうか。ということで、まずは思い出横丁をお散歩。ここは夜がにぎわいますが、夕方ごろからどことなく美味しそうな焼き物の匂いが漂い始め、飲みたい気分をそそります。
思い出横丁を端まで抜けると、テレビドラマによく登場する新宿大ガードに差し掛かります。ここを抜けると東口エリア。靖国通りを四谷方面へと歩いていくと、新宿区役所の先に周りの雰囲気とは一線を画した空間が現れます。それこそが“酒飲みのテーマパーク”新宿ゴールデン街です! 取材してみたいお店はあるのですが、それはまた別の機会に…。
新宿ライオン会館でひと息
さて、多少酔いも治まったところで、大手のビヤホールに行こうかという話になりました。週末の夜はどこのお店も満席になる新宿。18:00過ぎに予約なしで飲みに行こうとしても、3~4軒は振られること必至です。そんなときの頼もしい味方が、東口の新宿ライオン会館! 私自身ここに救われたことは数知れません。
何といっても、メニューの豊富さが魅力! ウィンドウに飾られたサンプルを見ると、思わずわくわくしますよね。取材日は祝日だったので例にもれず混んでいましたが、入り口でインカムを付けているスタッフさんから、スマートに空いている席を案内されました。
【新宿ライオン会館・フロアガイド】
6F | パーティー個室 ライオン |
5F | 安具楽(あぐら)新宿店 |
4F | ジンギスカンビヤホールライオン 新宿店 |
3F | ワイン食堂 ブルマーレ 新宿店 |
2F | ダブリナーズ アイリッシュパブ 新宿店 |
1F | ビヤホールライオン 新宿店 |
B1F |
フロアごとに業態は異なりますが、どの店舗でもサッポロまたはヱビスの樽生が飲めるので、やはり新宿ライオン会館はビアLoverにとっての“オアシス”的存在です。階(店舗)によってそのラインナップは若干異なるので、飲みたい銘柄が置いてあるかどうかは、スタッフさんに確認してみるのがベター。実は私、取材時に「Craft Label 柑橘香るペールエール」が飲みたかったのですが、最初に案内された1Fになかったため、わがままを言ってB1Fに移動させてもらってしまいました。迷惑をかけるくらいなら、先に確認すべきだったなという己の反省からのおすすめです…。
安定のおいしさに満足。B1Fのビヤホールでは、サッポロ生ビール黒ラベルやヱビスをはじめ11種類の樽生を飲めます。「新宿で迷ったら、東口の新宿ライオン会館へ行け」。
この言葉をすべてのビアLoverに送ります(笑)。
新宿ライオン会館
東京都新宿区新宿3-28-9
思い出横丁のラーメンで締める
新旧ビアスポットを織り交ぜて巡った今回のビア散歩・新宿編。外はまだ明るかったのですが、木暮氏の肝臓が限界に近い模様ですので、「締め」に入るとします。やはりこういうときはラーメンがしっくりきますね。先ほど立ち寄った思い出横丁に戻ります。
サイトの主旨とずれるので詳細は略しますが、入ったのは新宿大ガード寄りにある「岐阜屋」さん。3本の通りのうち、線路通りと中通りの2つの通りをまたがる比較的広めの店舗です。
お疲れさまの乾杯とともに、小腹の減りを一気に解消!
せっかくなので、ゲストの木暮さんに本日のご感想を聞いてみました。
やっぱり、新宿は色々とビールを楽しめる空間が
たくさんありました。
その日の気分で様々なビールライフを楽しめるのが
新宿の良いところですね。
老舗あり。新店あり。飽きがこないですね。
まだまだ行ったことのないお店もあるので、
また探索しに行きたいと思います。
模範的な感想! 確かに、木暮氏も私も東京生まれビールホップ育ち…もとい東京育ちですが(苦笑)、生活圏と行動エリアが全く異なるので、今回の新宿散歩は新鮮に感じてもらえたのかもしれません。良かったです♪
私は1人Tap Standへ――
「今日はありがとう。お疲れさま」と笑顔でお別れしたものの、外はまだ薄明るい…。そして私の肝臓にはまだ若干の余裕が……。そんなときに脳裏にチラつくのが、取材時に未訪問だった「Tap Stand」さん。「さっきのは練習、今度が本番!」とばかりに、1人で“本当の締め”をしましたとさ。のんべでどーもすみません…。
小田急ビア散歩、今後もゲストを交えたり1人でぶらっとしたり、自由なスタイルで連載していきたいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
Tap Stand Craft Beer & Pizza
東京都新宿区新宿3丁目35 森治ビル
03-3226-0566 17:00~23:30
Special Thanks! 木暮亮 ☆☆☆☆
一部、木暮氏撮影の写真も使わせていただいています。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。