《Go!Go!飲み鉄》第5回 多摩モノレール「ビール列車」の 縁日飲み比べ列車ビア旅
逃れられないムシムシの天気に連続台風の上陸…。不快指数1000%な毎日のささやかな楽しみは、早く仕事を片付けて、冷えたビールをぐ〜っと飲み干すこと!
そのビールを飲むシチュエーションは、屋上ビアガーデンもいいけれど、移り変わる景色を眺めつつ「んぐんぐ… プッハ〜〜☆」できたら、う〜ん、夢のよう♪
毎夏恒例の「ビール列車」は、今年も全国で20種類以上運行しています。中でも毎年大人気なのが、東京・多摩地区を運行する多摩モノレールの「ビール列車」です。
□ 今年は7.7倍!超難関の抽選をくぐり抜けての初乗車
□ テーマは「大人が楽しむ縁日」
□ 縁日をイメージしたお弁当はこんな感じ
□ 駅のホームは縁日屋台に早変わり
□ 往路は’80’s、復路はしっとりと
□ 今回のお気に入り♪
□ [おまけのもう一杯♪]沿線のビール情報
□ 多摩モノレール『ビール列車』 乗車情報
******************************
目次
今年は7.7倍!超難関の抽選をくぐり抜けての初乗車
多摩モノレールは、東京都東大和市の上北台駅から、多摩市の多摩センター駅までの約16Kmを走ります。途中駅には、西武拝島線と交わる玉川上水駅、JR立川駅を挟んだ、立川北、立川南駅、京王線と交わる高幡不動駅や多摩動物公園駅、小田急線と京王相模原線と交わる多摩センター駅があり、沿線には中央大学、明星大学、帝京大学、そして多摩動物公園や、2015年10月にオープンしたららぽーと立川立飛店などがあり、通勤通学やレジャー、買い物の足として地元に定着している路線です。
その、多摩モノレールが開催する『ビール列車』は、毎年とにかく大人気。
昨年、私は涙の落選…。今年は、高倍率をくぐり抜け、ようやく夢の当選メールをゲットしました!
集合場所は、上北台駅。18:00に出発して、多摩センター駅に18:36着。そこで約50分間の停車があって、19:31に多摩センターの駅を出発して、立川北駅19:54に到着する、およそ2時間の列車ビア旅です。
テーマは「大人が楽しむ縁日」
毎回テーマを決めているそうで、車内には、提灯や風鈴などが下げられていたりと、縁日気分をググッと盛り上げてくれます!
浴衣や甚平で参加の方にはささやかなプレゼントもあり!だったのですが、当日は、残念ながら台風の影響もあり、浴衣姿の乗客はやや少なかったものの、カップルや仕事仲間らしきグループなど、4両に総勢150名が乗車しました。
列車に乗り込むと、座席にはお弁当がずらり!
そして、席に着くと、多摩モノレールのスタッフの皆様が手分けして注いでくれるビールがジャンジャン配られます。
出発ともに「カ〜ンパァ〜〜イ♪」
今年は、サントリーの『ザ・プレミアムモルツ』と『ザ・プレミアムモルツ 香るエール』の2種類が飲み比べできる設定。奇数の番号が振られたドアには『ザ・プレミアムモルツ』、偶数の番号が振られたドアには『ザ・プレミアムモルツ 香るエール』のサーバーが設置。どの車両でも両方のビールがすぐ提供できるように配置されています。
一昨年は『ザ・プレミアムモルツ』のみ。そして昨年は『ザ・プレミアムモルツ 香るエール』だけの提供だったそうで、飲み比べが出来る今回は、実に嬉しい設定です。
ちなみに、今回搭載のビールは全部で330ℓ。昨年は270ℓだったということで、前年比122%。種類もビールも増え、一人当たり最大2.2ℓまで飲めるという、安心感です!
縁日をイメージしたお弁当はこんな感じ
お楽しみのお弁当はこちら!
焼きそば、フランクフルト、フライドポテトにトウモロコシ。まさに、お祭りの屋台メニューを盛り込んだようなワクワクが詰まったお弁当です。オマケには、ベビースターのおつまみラーメンと、シャキシャキ食感の茎わかめも!
もちろん、持ち込みOK!お弁当の中身は、チケットと一緒に送られてくるリーフレットに写真付きで紹介されているので、それをベースに、枝豆や唐揚げなど、好みのおつまみや飲みものを追加持参することができます。
駅のホームは縁日屋台に早変わり
上北台駅を出発してから36分。今度はこっちのビールかな〜?なんて、ビールの杯も程よく重ねたタイミングで、多摩センターの駅に到着。そこには、ホームの端から端まで、縁日屋台が出ています。
受付で事前にチケットが配られているので、輪投げや千本引きなど4つの屋台から好きな2つを選んで挑戦できます。
友人は千本引きに挑戦!さーて、何がつり上がる?
ちなみに、少々酔っ払った私は、輪投げは全敗、クジ運もなし…。でも、ハズレはないので、結果、なぜかキーホルダーばかり手元に集まりましたが、一緒に参加した友人は、スポーツ観戦にもぴったりなタオルとか、素敵な景品をゲットしておりました!
▲多摩の魅力発信プロジェクトマスコットキャラクター「たまらんにゃ〜」
往路は’80’s、復路はしっとりと
往路のBGMは昭和感満載のラインナップ。多摩センター駅での縁日タイムを終え、立川北駅に向かう復路では、車内の照明を落とし、ぐっとムーディーにビアタイムを楽しめる時間が設けられました。その時間のBGMは、企画担当の星さん渾身の選曲!とのこと。オトメゴコロがキュンキュンくる選曲とともに、夜景が楽しめます。モノレールは高架なので、街の明かりを見晴らせて、これは本当に素敵な演出でした。
当日は台風の影響で雨模様だったため、残念ながら見られませんでしたが、天気が良ければ、奥多摩から富士山などを夕景とともに楽しむこともできるロケーション。次回こそは、往路復路それぞれの車窓をじっくり楽しみたいと思います!
今回のお気に入り
実は今回、運営の多摩都市モノレール事業課にお願いして、準備の様子も拝見させていただきました。
準備は2日に分け、車内のデコレーションやビールサーバーの設置作業などをするとのことで、当日、出発の4時間前に準備が進む車庫にお邪魔しました。すでに机やお土産などのセッティングがされている車内では、納品されてくるお弁当やビールの樽など、企画担当の星さん号令のもと、短い時間で皆さんテキパキと準備をしています。
▲イベントでは自ら仮装して盛り上げる企画担当の星さん
一通りセッティングができたところで、サントリーのスタッフの方に、一番重要なビールの注ぎ方講習を開催。
ちなみに、ビール列車によっては、列車がホームに入線する段階で、すでに注がれたビールがずらっと並んでいて、思わず声が出るうれしい瞬間もあったりしますが、こちらのビール列車では、皆さんが席に着いてから、新鮮な “ 注ぎたて ” を提供することに重きを置いているそう。例えば、グループのお客様から一度にビールの注文があった場合に、最初と最後の人のビールの泡に違いが出ないような注ぎ方のテクニックを、プロから直々にレクチャー。
全員が注がれるのを待っての乾杯は、最初に注がれた人のビールの泡が待ちぼうけですっかり消えかかっていたりすると、なんだか気分も盛り下がります…。なので、そんな配慮が、ビアLoverの私には、とってもうれしい発見でした!
[おまけのもう一杯♪]沿線のビール情報
多摩地区はクラフトビール文化が着々と育っている地域。周辺でもブリューパブやこだわりのビアパブもたくさんあり、二次会の選択肢は多数…。
そんな数多ある中で、今回紹介したいのは、多摩モノレールの沿線、日野市で復刻された『TOYODA BEER』。このビールは、明治19(1886)年から東京・日野で造られていた多摩地域最古のビールを復刻して造られた貴重なビールです。
通常は、日野市内を中心とした飲食店や小売店のみで楽しめるこのビールを、この多摩モノレールで飲めるビール列車が今年10月初開催されます!
TOYODA BEERが飲めるビール列車の申し込み詳細は、以下のページもごらんください。(申し込みは、9月5日(月)午前 10 時まで)
ビールについての紹介も掲載しています。
10/15 (土) 多摩モノレールに乗って、TOYODA BEERをたっぷり飲もう!
【多摩モノレール『ビール列車』 乗車情報】
◯鉄道会社:多摩都市モノレール
◯行 程:上北台駅18:00発 → 多摩センター駅18:36着/19:31発 → 立川北駅19:54着
◯飲んだビール:サントリー 『ザ・プレミアム・モルツ』『ザ・プレミアム・モルツ 香るエール』
◯料 金:4,100円
<料金に含まれるもの>
1.ビール飲み放題
2.軽食
3.モノレール1日フリー乗車券
4.お楽しみ抽選会
5.輪投げ、千本引きなどの縁日屋台
6.消費税
◯問合せ:多摩都市モノレール
「さあ乾杯 みんな笑顔の 泡ビール」
お次のビア旅も 楽しみ、楽しみ♪
《Go!Go!飲み鉄》第1回 関東鉄道「関鉄ビール列車」の応援列車ビア旅
《Go!Go!飲み鉄》第2回 西武鉄道「52席の至福」のゴクラク列車ビア旅
《Go!Go!飲み鉄》第3回 肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」の がまだせ!列車ビア旅
《Go!Go!飲み鉄》第4回 いすみ鉄道「伊勢海老特急・居酒屋列車」の 昭和瓶ビール列車ビア旅
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。