それ行け!ちょい飲みのススメ(3)ビア&カフェBERG(ベルク)
ちょっと一杯だけ飲んで帰る“ちょい飲み”ができるお店を紹介するコーナーの第三弾は
“ちょい飲みの聖地”と言われている新宿地下街の「ビア&カフェBERG」です。
JR新宿駅東口改札を出て左へ徒歩15秒。
お洒落なファッションチェーン店が並び、頻繁にお店の入れ替えが行われている中、アングラ感漂うちょっと不思議な一角です。
毎月店内の壁を利用してアート展示をしているところもサブカルチャーな雰囲気。
1970年に純喫茶としてオープンし、1990年に現在のようなちょい飲みのお店になったのだとか。
15坪ほどの小さなこのお店は、何度も立ち退きの勧告を受けているそうですが、オーナーとお客さんの愛情と情熱で“世界にひとつしかないお店”は守られています。
朝の7時から夜の23時まで営業。
モーニング、ランチ、カフェ、ちょい飲みなど、どんな人にも使い勝手が良いのが嬉しいところ。
休日や夕方になると、店内は非常に混雑します。
でもその雑多感がかえって居心地が良いのです。
ドリンク・フードはキャッシュオン。
カウンターで注文して好きな席に座ります。
t小さいお店ですので、カウンターでささっと立ち飲みする人が多数です。
レジに並んでいるうちに、カウンターのお惣菜パンがおいしそうでついつい手に取ってしまいます。
名物の「ベルク・ドッグ」、「ラタトゥイユサンド」、「プレミアムクリーミーコロッケバーガー」などしっかりお腹にたまりそう。
「ソーセージ&クラウト」、「生ハム」、「熟成サラミ」などの肉料理はビールによく合います。
コーヒーの付くモーニング(339円~)、ランチ(525円~)のセットはお得感あり。
これらの食材は職人が鮮度や食の安全にまでこだわったものが使用されています。
豆を求めて産地まで赴く久野富雄さんのコーヒー、
ソーセージマイスターの河野仲友さんがつくるマイスター東金屋のソーセージ、
峰屋の高橋康弘さんの手作り天然酵母パン、
良質な飼料と環境で成育された小林達幸さんの自然卵。
口に入るものを作っている人の顔がわかるって、なんだかホッコリしますよね。
ありがとう、いただきま~す!
ビールはサッポロの樽生3種類とギネスビール。ハーフ&ハーフもやってもらえます。
イベントとしてちょっとレアなクラフトも登場。
この日はベアードビール。
「スモーク&ファイアー ハバネロスタウト」にはマイスター東金屋さんの「メットブルスト」を合わせました。
ビアチケット(3,150円)は10杯分の値段で11枚綴り。
1杯286円で飲めちゃうのがありがたいところ。
(さすがにビアチケットはクラフトビールには使えません)
ところで、私は常々声を大にして言いたいことがあるのです!
「世の中、昼間に働いて土日休みの人だけじゃないんだぞ~っ」
「24時間365日関係なく働いている人って沢山いるのだー(私だー)!」
であるのに、夜勤明けにお疲れ様の一杯が飲める店って数少ないですよね。
色んな人がいるんだから、色んなお店があってもいいのでは?
ベルクには平日の昼間でも、新聞を手にコーヒーを飲む人、ビールと一緒に腹ごしらえをする人、中には1リットルのビアジョッキでソーセージをやっつけている人の姿も!
スーツを着たサラリーマン風の男性、今時ファッションの女性、老夫婦、着飾った人、外見にこだわらない人。
色々な客層を全部ごちゃ混ぜで何時も懐深く受け入れてくれるベルク。
いつもそこにあって欲しい。
だからこそベルクは“ちょい飲み族の聖地”なのだ、と頷きながらひとり店を後にしました。
ビア&カフェBERG(ベルク)
住所: 新宿区新宿3-38-1 ルミネエストB1
営業時間: 7:00~23:00
定休日: 無し
Web: http://www.berg.jp/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。