[イベント,コラム]2017.1.7

GUINNESSをもっと知って、美味しく飲んでほしい! 伝道師たちの取り組みを訊く! 

GUINNESSビール(以下、GUINNESS)といって、真っ先に思い浮かべるものは何でしょうか。多くの人は「黒い色」、「なめらかな泡」とパッと思いつくものがあると思います。しかし、そのこだわりをどのくらい知っていますか。

GUINNESSを取り扱うキリン・ディアジオ株式会社では、「もっとGUINNESSのことを知り、美味しく飲んでもらいたい」という想いからGUINNESS ACADEMYというイベントを開催しています。

今回はキリン・ディアジオ株式会社のオフィスを訪問し、彼らの取り組みについてお話を聞いてきました。

もともとは飲食店への取り組みだった

「今から10年くらい前から飲食店様向けにGUINNESSへの理解を深めてもらうためにはじめたものです。5年前からお客様向けに開催してほしいという要望があり、GUINNESSを置いている飲食店様から依頼を受けたときに開催しています」ときっかけを話すのはクオリティーリーダーを務める飯村隆氏です。

昨年は全国から20店ほどのお店から依頼を受け、開催されました。

歴史や製法はもちろんサービングの実践もできる!

GUINNESS ACADEMY最大の魅力はなんと言っても「参加型」であることです。「イベントの流れとしてはアイルランドにあるGUINNESSのストアハウスを通っていく流れを再現させるような形になっています」と現地での再現性を意識されています。

約90分の内容ではGUINNESSの歴史や製法について、クイズを交えながら話を聞くことができます。このクイズが基礎的なものからマニアックなものでバラエティに富んでおり、いつの間にかのめり込んでしまう面白さなのです。そして、話を聞きながら自分でサービングしたGUINNESSを飲むことができるのです。

話を聞き終えたころにはGUINNESSトリビア満載になっていることだろう

GUINNESSと言えば滑らかな泡を作りだすのに必要な119.5秒間の「カスケードショー」と言われる待ち時間を自分の手で注ぎながら体感することができます。

「サージング」と呼ばれるガスの対流分離をさせる。この時間もGUINNESSを美味しく飲むために重要な時間だ!

イベントを通じて、飲み手との距離が近くなった!

イベントを通じて、飯村氏たちにも新たな発見があったと言います。「普段は飲食店の方とのやり取りが多いのですが、イベントを開催することで飲み手の方たちの声を直接、聞くことができるのが私たちも楽しいです」と言います。

「飲食店の方からも『また、やってほしい』と言ってもらえて、楽しんでもらえているのかなと感じています」と笑顔で話す飯村氏は、その効果を感じているようでした。

GUINNESS ACADEMYを受講し終えるともらえる受講証明書。ちょっとした特典もついてくる

GUINNESS ACADEMYはこれまでの経験をもとに少しずつ改良を重ねて、参加者が楽しめるよう工夫を重ねていると言います。「今は参加型という形ですが、将来的には参加者からも意見を引き出していける形で行えたらいいなと思っています」とGUINNESSがより身近に感じられる期待が膨らみます。さらに「250年分の歴史は、90分1度だけじゃ語りつくせないですからね」と様々なプランがあるようです。

様々なイベントを通じて、GUINNESSの魅力を伝えたい!

飯村氏たちはGUINNESS ACADEMYの他にもGUINNESSを広める活動を行っています。その1つにLOCK-ON GUINNESSがあります。これは約1週間の期間に飲食店にて決定したギネスの目標杯数にチャレンジするという企画です。期間中の店内は、ギネスのビジビリティで埋め尽くされます。

各店舗が目標値を掲げて挑む。取材した店舗では850パイントを達成した!

「飲食店全体でチャレンジしていただく企画なので、飲食店様とお客様だけではなく、お客様同士のコミュニケーションも高まっていきます。これはGUINNESSが求めるコミュニティの広がりにもなっています」と教えてくださいました。

今後の展望についても訊いてみると「アイルランドのビアパブでGUINNESSを飲みながらコミュニケーションを楽しむスタイルなので、日本でもアイリッシュパブ以外の場所でもそうした雰囲気のなかで飲んでもらえるようにしていきたいですね」と意気込みを語ります。

日々、GUINNESSの魅力を伝えている伝道師たち。左より飯村隆氏、岸原文顕氏、末吉清孝氏。お忙しいところありがとうございました。

身近に飲むことができるGUINNESSですが、そのこだわりについて意外に知らなかったりします。GUINNESSについて、「もっと詳しく知りたい」という方はぜひお近くのGUINNESS取扱店様に「GUINNESS ACADEMYを開いてほしい!」とアピールしてみてください。GUINNESSの伝道師たちがあなたの街へ、その魅力を伝えに行ってくれると思います。

◆GUINNESSについてのお問い合わせ先

会社名:キリン・ディアジオ株式会社

住所:〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町2-5キリン日本橋ビル5F

電話:03-5645-3001

FAX:03-5645-3002

GUINNESSGUINNESS ACADEMYLOCK-ON GUINNESSキリン・ディアジオ株式会社

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビールコンシェルジュ

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは4000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

●音声配信アプリstand.fmで、ビールに恋するRadioを配信中
PodcastSpotifyでも聞けます。

【メディア出演】
<TV>
●テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
●テレビ神奈川「News Link」
<ラジオ>
●TBSラジオ「鈴木聖奈LIFE LAB~○○のおじ様たち~」
●JAPAN FM NETWORK系列「OH!HAPPY MORNING」
<雑誌>
●週刊プレイボーイ(2019年2月11日号、2020年12月28日号、2022年12月12日号、2023年10月9日号) ●DIME(2019年4月号)●GetNavi(2020年2月号) ●週刊朝日(2020年6月12日増大号)●食楽(2020 SUMMER No,116)●週刊大衆(2021年4月19日号、2021年7月12日号、2022年6月20日号)●BRUTUS(944号 2021年8月15日号)●東京人(no.463 2023年3月号)●BRUTUS特別編集 増補改訂版 クラフトビールを語らおう!
<Web>
SUUMOジャーナル ●みんなのランキング ●この秋新しい恋をスタートしたいあなたに贈る!ビール恋愛心理学 ●初心者にも!プロがおすすめする絶品クラフトビール&ビアグラス ●プロの逸品 ●SORACHIの集い
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