[イベント,ビアバー,ブルワー]2017.1.10

地ビール低迷期をどのようにして乗り越えたのか? 【ブルワーさんのお話しを聴こう!松江ビアへるん社長 矢野学氏ご登壇! 1/21(土)開催】

今から23年前の1994年に酒税法が改正され、地ビールが解禁されました。解禁当初の盛り上がりも1999年をピーク(醸造所数264、醸造者数242:国税局調べ)にその数は減少していきました。しかし、解禁当初より醸造を続けているブルワリーはあります。彼らはどのようにして、大変な時期を乗り越えてきたのでしょうか。その貴重な体験談を聴くことができるイベントが、1/21(土)に地ビール取扱店が集まる野毛(神奈川県横浜市)で開催されます。

地ビールが飲まれなかった頃の話を知ってほしい!

「これはもうそのままで『地ビール解禁当初から続けているブルワリーさんの話を知っていただきたい』と言う事です」と話すのはEl Nubichinom(エル ヌビチノ。以下、ヌビチノ)の加治正慶氏です。

「まだまだお元気な皆様ではありますが、現役から離れて行く方も増えてきました。例えば箕面ビールさんの大下正司前社長にはお願いしていたのですが、叶いませんでした。そして、よく言われる2000年前後にあった低迷期の理由、地ビールが売れなかった頃の理由を参加者に語っていただきたいと思いました。ビアパブにブルワーを呼んで、パーティーを開催する事は多くのお店で行われていますが、講演のように話しを聴く機会は実はあまりありません。その機会を作りたかったです」とイベントの趣旨を教えてくださいました。

また、「美味しいビールを造る努力をされてきている経験と情熱が最近のブルワーさんとはちょっと違うと感じます」とも言います。

「ブルワーさんのお話を聴こう!」は今回で4回目となります。城山ブルワリー、那須高原ビール、サンクトガーレンと日本における地ビールのパイオニアたちからの話を聴く機会を設けていらっしゃいます。

地方をアドバンテージにしているブルワリーが登場!

今回のイベントで登場するのは島根県にある「松江ビアへるん」です。選んだ理由について訊ねると「1999年から醸造を続けていらっしゃること。ホップの南限を超えた地域で栽培を試みていること。ホップ・モルトの両方を地のものを使おうとしていらっしゃること。通販ではとてもたくさん販売されていること。関東では今ひとつ知名度が低く、残念であること。色々なチャレンジをしていること。そして、地方であることを優位と捉えていることなどです。また個人的に一昨年のショコラNo,7が素晴らしかったこともあります」と話します。

当日はビンテージ違いのビールも楽しめるとのこと。時間とともにどのように味が変化するのかも体験してほしい【写真提供:加治正慶氏】

「松江ビアへるん」は先日、発売した島根県の蔵元による清酒酵母と酒米麹を使用した「おろち」やカスケードの原種であるゼウスを栽培し、使用している「ゼウスビター」をはじめ、地元の食材に合うビール造りをしているブルワリーです。

社長である矢野氏は自らのビールを「ローカルビール」と呼び、地方だからこそできる経営を行っています。

どのような想いで、ビールを造っているのか?その声を直に聴いてみてほしい

19年目を迎えるにあたり、「そこにはどのような歴史があったのか」じっくりとお話を聴ける機会は滅多にないことと思います。

セミナーでは定番三種を飲み放題で提供されます。「それぞれに込めた想いを聴きながら、お楽しみ下さい」とのことです。そして、スペシャルビールもビンテージ違いで登場します。

樽生ビールによるビンテージの違いを体感できる機会はなかなかありません。ぜひ、この機会に感じてみてください。

矢野氏からは「濃厚味わいビールで縁結びを目指す『松江ビアへるん』です。今回はセミナーもあり、ビアパブ巡り(Multidirection~Noge Beer~の6店舗)もありと脳みそとビールの濃厚な縁結びも目指します。ビールで生まれる友達の縁がさらに広がる濃いイベントになればと思います。いっしょに楽しみましょう!」とコメントを寄せてくださいました。

1/21(土)はぜひ、野毛で「松江ビアへるん」三昧してみてくだい。

◆ブルワーさんのお話を聴こう! 松江ビアへるん社長 矢野学氏ご登壇! Data

日時:平成29年1月21日(土)16:00~18:30

会場:BAR APRENDO&SPACE Lago(〒231-0065 横浜市中区宮川町3-79-2 m&m’sビル1F&B1F)

※会場はSPACE Lagoになります。

参加費:7000円(税込)飲み放題とセミナー代込み

お申し込み:Facebookページ(https://www.facebook.com/events/305482929847115/)にコメントまたはヌビチノ(045-231-3626)まで

Multidirection~Noge Beer~ 参加店舗

●HITSUJI

●NOGE WESTEND

●SAKURA TAPS

●El Nubichinom

●APOLLO company

●ZOO

(順不同)

APOLLO companyEl NubichinomHITSUJINOGE WESTENDSAKURA TAPSZOOブルワーさんのお話を聴こう!

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビールコンシェルジュ

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは4000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

●音声配信アプリstand.fmで、ビールに恋するRadioを配信中
PodcastSpotifyでも聞けます。

【メディア出演】
<TV>
●テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
●テレビ神奈川「News Link」
<ラジオ>
●TBSラジオ「鈴木聖奈LIFE LAB~○○のおじ様たち~」
●JAPAN FM NETWORK系列「OH!HAPPY MORNING」
<雑誌>
●週刊プレイボーイ(2019年2月11日号、2020年12月28日号、2022年12月12日号、2023年10月9日号) ●DIME(2019年4月号)●GetNavi(2020年2月号) ●週刊朝日(2020年6月12日増大号)●食楽(2020 SUMMER No,116)●週刊大衆(2021年4月19日号、2021年7月12日号、2022年6月20日号)●BRUTUS(944号 2021年8月15日号)●東京人(no.463 2023年3月号)●BRUTUS特別編集 増補改訂版 クラフトビールを語らおう!
<Web>
SUUMOジャーナル ●みんなのランキング ●この秋新しい恋をスタートしたいあなたに贈る!ビール恋愛心理学 ●初心者にも!プロがおすすめする絶品クラフトビール&ビアグラス ●プロの逸品 ●SORACHIの集い
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