家飲み充実作戦 其の三
こんにちは、石黒謙吾です。
土曜日は、
<ステラアルトワ ワールドドラフトマスター日本大会2010>
の審査員として、アントワープシックスに行ってきました。
野田さんのコラムにあったように
レポートは野田さんがあげていただけるよう。
僕も、いまチョイ追われ気味で(笑)別のものアップしてますが
追ってしっかり書きますね。
2年続けての審査員だったのですが
出場者のみなさんのスキルアップと
オリジナリティの出し方など、明らかにレベルアップしてます!
これから、意識の高い方にビールをサーブしてもらえる機会も
多くなるのではないでしょうか。
ビール界全体の発展やファンの楽しみも増えてうれしいことですね。
では、<家飲み充実作戦 其の三>をお送りします。
次回が最後となります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■流儀が明確な“風呂順問題”
汗と並ぶ、ビール応援団の両巨頭が、風呂。シャワーも含めていいでしょう。僕はですね、ココ、もんんんのすごくこだわる。どうしても風呂上がりに飲みたいの。お酒の中でも特にビールは。飲み会がある時、余裕がある時はたまに渋谷のサウナに入ってから行くぐらい。新幹線に乗る前が夕方だと、以前東京駅にあったサウナに入ったりもしていた。もちろん温泉に行けば、メシより風呂が先なんてのは許しがたき行為。
銭湯も大好き。旅行中には街中でよく入るし、スーパー銭湯も近場はだいたい制覇している。いずれの場合も、風呂のあとはすぐにビール(メシと一緒のケースも)にありつけるタイミングで入ることは譲れない。逆に言うと、風呂上がりにすぐビールが飲めないのなら、風呂に入らない! という確固たる意志を持っている超キッタねー人間でもある。
いいよね、風呂上がりのビール。しかし……先日、この本を編集している野田いくこさんにこの話をしたらば、なんと彼女は、家では、ビール&ゴハンが先で、あとは寝るだけにしてから風呂に入るのだというではないか! 衝撃だった。48年間生きてきて、全人類はすべからく<風呂→ビール>の順番だと信じて疑わなかったのに。しかしこれも、ごく当たり前の好みの問題なんだよね、と無責任な締めで次へ。
■嗚呼、ペットとグラスを傾けるひととき(コウェ〜よ)
家族や友人もいいけど、愛するペットのそばで飲るものいいね。犬、猫、小鳥、ハムスター、フェレットから、人によってはトカゲ、ヘビ、タランチュラなど爬虫類。はたまた、狐、狸、ライオン、アフリカ象……まではいないかもだけど、まあとにかく、眺めたりくっついたり撫でたり話しかけたりしながらも癒されるはず。今は僕は犬(豆柴)だけど、昔は、1メートル80センチの水槽で海水魚やサンゴ、イソギンチャクなどを飼育していて、ライティングした水槽を眺めてビールを飲む時間がたまらなかったなあ。そんなバカデカくなくていいので、水槽もオススメしたい。
■本の中の世界に酔う
普段本を読まない人ならなおさら、ビールタイムに読めば知的な気分に浸れていいのでは。好きな本を抱えて書斎のデスクで、なんてかっこ良過ぎか。小説、エッセイ、などなど入り込めるなと思えばジャンルはなんでも。えっ? 『ベルギービール大全』はどうかって? そんなそんな、宣伝じゃないんだからさあ、いいっていいって。気にするなって。ホントに読まなくていいからね。ホントにいいよ、『ベルギー……。
■食べるものにこだわらないのもひとつの粋(いき)
今まで他の記事などでさんざん、食べ物と銘柄の相性などを書いてきたオマエはなんなんだと突っ込まれそうだけど、逆の観点からずばり言いますと。「乾きモノでいいじゃん」……身もフタもないしょぼい発言とお思いでしょうが、ぶっちゃけ、これもまた真なり、である。もちろん「オイシイ料理を用意して、それに合ったビールを買ってきて」はスバラシイ愉しみ方だしそうして盛り上がりたいのは山々だ。でもそれこそ毎日繰り返される日常=「ケ」において、しょっちゅうそんなスぺシャルなことかましてる余裕は、よほどのセ・レ・ブでもない限り、ない。こちとら毎晩発泡酒でいっ! だったらいっそ、食べ物なんて気にせず、快適空間と快適時間を極上のつまみにして、ビールそのものに気を向けてぐびりぐびりといこうではないかと。そんな時の僕ら一般ピーポーの心強い味方が、乾きモノである。僕が特にビールに合わせる好物は、ピーナッツ、ミックスナッツ、柿の種、の三種の神器。さきいかは日本酒か焼酎にしている。乾きモノ以外の手軽スナックは、冷凍枝豆、たこ焼き、レンジでチンのピザ、ナン。カップヤキソバもたまらない。……ハイ、だんだん『すてきな奥さん』の特集並みにわびしくなってきたところで次へ。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。