【まるでカンヌ国際映画祭!】セカツタはここが楽しい!!
先日で第3回を迎えた『世界に伝えたい日本のクラフトビール』(通称セカツタ)。
会場内の厳選ビールを飲み比べ、手持ちの票を投じ、参加者全員でグランプリを決めるがこのイベントだ。
思うに、ここはいわゆる『参加型カンヌ国際映画祭』というのが、筆者の考えだ。
どういうことか?これまでの全3回に参加している筆者が、
それを踏まえて『セカツタ』の5つの楽しさをまとめてみた。
①レッドカーペット気分を味わう
日本全国・ピルスナーの代表8銘柄が渋谷「Tokyo Culture Cluture」に集結した。会場の門をくぐる。
通常のビアイベントのようなお祭りに似た高揚感だけでなく、開演前のコンサートホールのごとく、どこか緊張感や整然とした空気が流れている。
そう、集うのはクラフトビール界のスーパースターたちなのだ。彼らと空気を共にする。同じレッドカーペットの上を歩き、今会場に立っているのだ。
②監督や俳優と交流を深める
これらの芸術作品、すなわちビールには必ず造り手がいる。その彼らとこんなに近しい距離に身を置くのはやはり心が弾む。
醸造所の代表やブルワーは、いわば映画監督・名俳優や女優。
登壇し、制作秘話が話される度に、自身の中で期待が高ぶるのが分かる。
そして彼らが自身の作品を目の前で注いでくれる。
なんて素敵なファンサービスだろう。
「エントリーおめでとうございます」
「ずっとここのファンなんです」
「初めて飲みましたけど、感動しました」
せっかくなのだから、声をかけてみてほしい。壁を作る必要は全くない。
③優秀作品に好きなだけ浸る
ひたすら飲む、飲む、飲む。日本中のビアラヴァーによって選ばれたビールを一同に、時間の許す限り、いくらでも、何度でも味わえるのだ。
④同じファン同士でパッションを分かち合う
会場内の他のゲストとの乾杯、交流。同じ酒好き、アルコールが回れば初見の人とも会話が弾む。
「どこに投票した?」
「私は●●と◆◆、▲▲にした」
「俺は断然■■!!」
甲乙つけがたし。このイベントは、審査会のような明確な基準は設けていない。
自分の感情が訴えるままに投票券を握りしめ各ブースに向かう。この瞬間もまた好きだ。
⑤歓喜の瞬間を共にする
(自身の投票したビールははたして···)
「3位、箕面ビール」 おっ?
「2位、ひでじビール、太陽のラガー」 おおっ!?
「1位、ハーヴェスト・ムーン!!」
うぉぉぉー!!!
「パルム・ドール」、すなわちグランプリに向けて、歓喜や称賛の拍手が鳴り響く。
会場の空気が一つになる瞬間。イベント終了後、個人的にもかたい握手で思いを届けた。
そうして会場を後にしたとき、熱が覚めぬままこう思う。
「来年はどんな作品がノミネートされるのだろうか」
そう、これだからやめられない。
ただ飲むだけじゃない、参加者自身もそこに「いる」のが「セカツタ」だ。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。