東京競馬場のオリジナルビール「東京グリーンエール」―ビアレポート(142)
好きな馬はマヤノトップガンな私です。
今回ご紹介するのは東京競馬場のオリジナルビール「東京グリーンエール」です。
競馬と聞くと、馬券の買い方がわからないとか、血統とか「上がり」とか専門用語を言われてもわからないとか、競馬に詳しくない方からはそんな話を聞きます。
ですが、ビールだって似たようなものです。ビールに詳しくない方にビールの話をしようものなら、「クラフトビールってどこで売ってるの?」とか、「アマリロって何?」なんて話になるのです。
まあ、確かにいきなり「アマリロ」とホップの銘柄を言われてもわからないですよね。
一般的には「アマリロ」と言われればテリーマンの出身地であるテキサス州アマリロのことですし、「カスケード」といえば『みどりのマキバオー』のマキバオーのライバルとなる馬のことです。一般常識ではそうなのです。
さて、「カスケード」から無事に馬の話に戻ったところで、「東京グリーンエール」です。
ここ2、3年、スポーツとクラフトビールの組み合わせに注目してまして、代表的なところでは横浜DeNAベイスターズの「ベイスターズエール」「ベイスターズラガー」でしょうか。今年からは東北楽天ゴールデンイーグルスも球団オリジナルビールを販売しています。
東京競馬場では、現在行われている東京競馬に合わせて、「メガグルメフェスティバル」も開催中(6月4日まで)。そこで東京競馬場オリジナルの「東京グリーンエール」が販売されているのです。
醸造しているのは常陸野ネストビールの木内酒造。いま販売中のものは春バージョンですが、昨年までの実績から秋の東京開催では秋バージョンが販売されると思われます。
春も秋もどちらも「東京グリーンエール」。日本中央競馬会(JRA)はグリーンが好きなようで、競馬の専門チャンネルは「グリーンチャンネル」ですし、JRAのロゴもグリーン。そもそもJRA以外の地方競馬ではダート(砂)コースがほとんどで、芝コースがあるのはJRAの競馬場10場と地方の盛岡競馬場のみ。JRAが東京競馬場のオリジナルビールに「東京グリーンエール」と名付けるのもわかります。
「東京グリーンエール」を口に近づけると、柑橘系のさわやかな香り。すっきりとした味わいで、後味に軽い苦味が感じられます。まだ午前中、2レース目だというのに、ゴクゴクと1杯飲み切ってしまいました。
これは1レースに1杯くらいいけそうだな…と思いながらも、子どもに手を引かれて馬場内を走るミニ新幹線に乗る私です。東京競馬場は競馬以外にもファミリーで楽しめるので、ぜひ(GI開催日は非常に混むのでご注意を)。
【BEER DATA】
東京グリーンエール
生産地:日本
醸造所:常陸野ネストビール
スタイル:不明
アルコール度数:不明
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。