2011年をふり返り
速いもので、2011年も最終週になった。
私達、日本ビアジャーナリスト協会は2010年8月にこのサイトを立ち上げ、日々コラムを書き続け足かけ17ヵ月が過ぎたことになる。満年齢で数えれば、まだ1年と数ヶ月でしかなく、ヨチヨチ歩きの状態と言っていいだろう。
しかし、その間は非常に濃密な時間であった気がする。
特に2011年3月11日以降。私はもちろん、多くの人々にとって今後も忘れることの出来ない年になったはずである。
私達ビアジャーナリスト協会のメンバーは、それぞれの気持ちでそれぞれのオピニオンを発信してきた。それは決して「ひとつの思想」によるものではない。
私達は特に編集会議もしていないし、それぞれのコラムの内容に関して影響をあたえ合わずに執筆をしてきた。1人の執筆者の原稿内容が日本ビアジャーナリスト協会全体のオピニオンを代表し集約されたものではない。
あくまでも、個々の取材や考え方に基づき、各自の文責によって成り立っている。今回はもちろん過去に遡り、私のコラムは藤原ヒロユキの個人的な考え方に基づくものであることを御理解いただきたい。
読者の中には、この17ヵ月で、私の書いたコラムの内容に疑問や異論を持たれた方もいるに違いない。
当然であろう。ひとつの事象に異なった考え方や見方があってこその民主主義であり、言論の自由であり、その問題提起が出来ることこそが開かれたジャーナリズムだと考えている。
そしてその考えに対して疑問や異論が生まれるのは当然のことである。疑問。異論は大歓迎だ。直接「お問い合せ」に御連絡いただくことは非常にありがたいことだと思っている。議論あってこそ、ビール業界が盛り上がると信じているからだ。
私は今後も「美味しいビールが造られ、それが消費者に届くためには、どのような方法が正しいのか? どのように楽しむことがハッピーなのか?」をフェアーに正義感を持って見つめていきたいと考えている。
2012年がビア・ファンにはもちろん、すべての人々に幸せな年になることを祈り、2011年最後の原稿とさせていただく。
良いお年を。
乾杯。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。