関西のブルワリーが大集合! Craft Beer Live2017に行ってきた!
全国各地でビールイベントが盛り上がっています。大阪では昨日より2日間「Craft Beer Live2017」がなんばにある「湊町リバープレイス」で開催されています。注目は関西を拠点にしているブルワリーのビールが130種類以上も楽しめることです。初日にお邪魔させていただきましたので、レポートしたいと思います。
目次
関西のブルーパブのビールが飲める!
「Craft Beer Live」は、関西を拠点するブルワリーが集うビールイベントです。2015年は22のブルワリー、2016年は23、そして今年は箕面ビールや京都醸造、六甲ビールなど全国的にも知名度のあるブルワリーからMARCAといった地元のブルーパブまで27のブルワリーが参加しています。
オーソドックスなスタイルからニュースタイルまで幅広いラインナップ
27のブルワリーをみてみると、箕面ビールのように創業20年を迎えるところからここ数年で醸造を開始したブルワリーまであります。各ブルワリー4種類程度のビールを販売していました。内容としてはピルスナーやペールエールといったオーソドックスなビールからNE-IPAのような新しいスタイルのものまで幅広くありました。
ビールイベントでは数多くのビールがラインナップされるので、1人でいくと厳選しなければならないのが悩みです(たくさん飲める方もいらっしゃいますが)。仲間とシェアすると多くのビールが楽しめるので、お誘いあわせのうえ行くのが、おススメです。
年々盛り上がりをみせるイベントに
「『Craft Beer Live』は今年で8年目となります。おかげさまで今年は天気にも恵まれ、開始直後からたくさんのお客さんに来場していただいています」
イベント運営にも携わっている道頓堀ビール忽那氏にイベントについて聞いてみるとこのように答えてくれました。開場直前に着いたのですが、すでに多くの人で賑わっていました。
地元のお客さんからも「関西にいてもなかなか飲める機会のないビールが飲めるのはいい」と好評でした。
個人的に素晴らしいなと思ったのが、グラスを洗浄できる場所が設置されていることです。専用のグラスを使用するイベントでは、前に飲んだビールの香りなどが残ってしまうことがあるので、グラスを洗浄してきれいな状態で次のビールを飲めるのはとても助かります。プラカップを使い捨てにしないところも環境面に配慮されていていいなと思いました。
新規のブルワリーに注目!
今回は、新規のブルワリーを中心に飲んでみることにしました。個人的に気になっていた「VOYAGER BREWING」さんへ。2015年8月に設立され、昨年8月にビール免許を取得、醸造を開始したブルワリーです。今回は「COPPER」と「GOLD」を提供していました。どちらを飲もうか迷いましたが、「COPPER」選択。ちなみにどちらのビールにも紀州熊野の命水を使用しています。
柑橘系のアロマがほど良く香り、後味に苦味がギュッと感じられる爽快感のあるビール。美味しい!
次は東京でも名前を聞くことが多い「MARCA」さんのビールをいただきました。フラッグシップはホワイトIPAということでしたが、以前から気になっていたコーヒーアンバーをいただきました。
コーヒーの香ばしいアロマがしっかりとたっています。すっきりとした飲み口で、モルト由来の甘味のためかコーヒー特有の苦味がまろやかに感じました。ビールというよりは新しいコーヒーという印象を受けました。もちろんビールなので炭酸があるので、アイスコーヒーとはまた違う喉ごしでゴクリと飲める逸品でした。
タンクを改造した自家製サーバーも目を惹きます。
そして、これからの時期によく合うビールと思ったのは一乗寺ブルワリーの「一乗寺ゆずヴァイス」です。ゆずの華やかなアロマと酸味が熱い日のクールダウンにもってこいでした。一乗寺ブルワリーさんは近年、ブルワーさんが交代し、醸造設備も一新して新たなビール造りに取り組まれています。今後、どんなビールが誕生するか楽しみです。
フードやライブイベントも充実!
ビールイベントとは切っても切れないフードも充実しています。地元のビアパブさんたちが定番のおつまみからこだわりの食材を使ったメニューまで様々なものが用意されていました。
この他にはステージイベントも数多く、催されています。ビールを味わいながらの歌やダンス、パフォーマンスは最高でした。
元々は「関西にあるクラフトビールブルワリーを地元の人たちに知ってほしい」という思いから誕生したイベントですが、イベントに行ってみて感じたことは飲み手だけではなく、造り手にとってみても良い刺激になっているのではないかと思いました。
東北や中国、九州といった他の地域ではその地域のブルワリーが定期的に集まって、知識、技術を高め合う機会を設けています。関西地区でも新規開業のブルワリーも増えており、「Craft Beer Live」がこれから先、そのような役割が強くなっていくのではないかと感じました。
関西の地でもクラフトビールは確実に盛り上がりを見せていました。Craft Beer Live2017は本日までです。関西のビールファンのみなさま(もちろん、そのほかの地域の方も)、足を運んでみてはいかがでしょうか。
◆Craft Beer Live2017 Data
日時:平成29年5月27日(土)12:00~20:00 28日(日)11:00~18:00
会場:大阪・難波「湊町リバープレイス(Plaza 3 オープンスペース) 」大阪市浪速区湊町1-3-1
アクセス:「なんばウォーク」を歩いて26B/26C出口すぐ JR[難波駅]、地下鉄四ツ橋線/千日前線[なんば駅]、阪神/近鉄[大阪難波駅]より徒歩2~3分 地下鉄御堂筋[なんば駅]より徒歩5分 南海[なんば駅]より徒歩10分
入場料:無料(ビール・フード代別)
ビール販売:チケット制(チケットセット 当日販売:2800円/7枚、400円/1枚)
フード販売:現金制
Homepage:http://craftbeerlive.com/
Facebook:https://www.facebook.com/CRAFT-BEER-LIVE-1567885423530485/?fref=ts
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。