旨しビールを飲みながら久住昌之ワールドを満喫! 【久住昌之さんと“旨しビール”で乾杯!3杯目イベントリポート】
多様な広がりを見せるビール文化と、それに携わる人々がお互いに集まって刺激し合い、さらにビールを面白くしていくための「合流地点」を目的としている「TOKYO BEER WEEK2017」が先週5/27(土)から開催されています。
今年は首都圏各所の飲食店・パブが100を超える多種多様なイベントを開催しています。そのなかでも毎年、大人気となっているイベントがあります。それが「久住昌之さんと“旨しビール”で乾杯(以下、旨しビール)」です。
このイベントは「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之さんのトークやライブを楽しみながらゲストブルワリーのビールを楽しめるものです。一昨年は「T.Y.HARBOR」さん、昨年は「サンクトガーレン」さんがゲストでした。今年は当協会主催の「世界に伝えたい日本のクラフトビール ピルスナー編」で優勝した「ハーヴェスト・ムーン」の園田醸造長をゲストに迎えて5/29(月)に「LOFT9 Shibuya」で開催されました。
前回に引き続き、運営に関わらせていただきました。イベント裏話を含めながらレポートしたいと思います。
限定ビールが先行販売!
イベントではピルスナー、シュバルツ、春の小麦、スモークエールの4種類のビールをご用意しました。スモークエールはこれから発売される限定ビールで、このビールはクラフトビールに触れる機会が少ない久住さんに「普段とは違うビールを飲んでもらおう」と園田醸造長と運営側で話して用意することになりました。なので、スモークエールは一般にはこの日が初お目見えだったのです。
実際に久住さんには乾杯時にスモークエールを飲んでいただきました。乾杯時に園田醸造長からビールの説明をしていただいた際にはとても興味深そうに聞く姿が印象的でした。飲んでみると「わっ、本当にスモークの香りがする。面白い!」と驚かれていました。
想定外でビールが…
ハーヴェスト・ムーンのビールは「普段、あまりクラフトビールを飲まれない方でも受け入れやすいようなビールを造ることを意識しています」とのこと。それを表すようにビールの注文が次々にされていました。結果、乾杯までにピルスナーが完売、スモークエール、春の小麦もイベント中盤には打ち抜かれてしまうという想定外なくらいにビールを飲んでいただけました。
園田醸造長イチオシのペアリングを実食!
久住さんと園田醸造長とのトークショーでは園田醸造長がおススメするペアリング「シュバルツ×バニラアイス」の実食が行われました。
「これはコーヒーフロートみたいな感じになるのかな?」とドキドキした感じで口に含むとちょっと間を溜めて「これは大人のコーヒーフロートだねぇ~」とその相性の良さを楽しんでおられるようでした。
園田醸造長によると「ロースト感が強い黒ビールの方が合いやすい」とのこと。ぜひみなさんも試してみてください。
この他には「孤独のグルメ」の漫画やドラマにまつわるエピソードをお客さんからの質問を交えながら紹介する場面もありました。
今年も大爆笑! Projector Q
「旨しビール」最大のみどころはなんと言っても「Projector Q」です。「Projector Q」は久住さんが仕事で日本全国を周る際に面白い風景や印象に残ったものを写真に収めて紹介するコーナーです。
「文字が落ちてしまった看板シリーズ」では芸人顔負けのテンポで紹介するので、周囲から「笑いすぎてお腹が痛い」という声も聞かれました。しかし、ただ面白い話をするだけではないのが久住さんの凄いところです。お婆さん1人で営業している食堂の話ではお婆さん、その家族、そして、周辺の住民の方々の思いに会場が感動でいっぱいになりました。
今年も「Projector Q」は会場が常に笑いと感動で包まれる内容でした。
びあけんクイズに物販。そしてライブと盛りだくさんの内容!
イベントではこのほかに「日本ビール検定」通称びあけんさんによるクイズや書籍販売、久住さんが率いるバンド「The Screen Tones」のライブと盛りだくさんの内容となりました。
びあけんクイズでは実際に検定で出題される問題を使われました。
みんながわかる問題からマニアックな問題まで出題されたので、豆知識が増えた方が多くいらしたのではないでしょうか。最後まで残った方にはビール本がプレゼントされました。
ビール検定は8/24(日)に実施されます。いつも締め切り間近に応募が殺到するので、その時期は大変とのこと。受験希望者の方は余裕をもってお申し込みください。
イベントの締めはこちらも恒例となった「The Screen Tones」のライブです。「孤独のグルメ」で使われているお馴染の曲やオリジナル曲を披露してくれました。アンコールも発生し、とても盛り上がりました。
ライブ終了後には物販購入者を対象にサイン会も開催され、購入者の方々それぞれが久住さんとの直接の触れ合いを楽しんでおられました。久住さんも1人1人、とても丁寧に接していらっしゃる姿が印象的でした。
企画・当日司会進行したビアジャーナリスト協会副代表の野田幾子さんは「月末の月曜日という時期にもかかわらず、会場に入りきれないくらいの方々に参加していただけました。今までで1番盛り上がりでした。ビールも予想以上の量を飲んでもらえてよかったです」と興奮した様子で感想を話してくれました。
久住さんが帰られるときに「また、来年もよろしくお願いします」と伝えると「もう、来年の話!?」と驚かれていました。来年開催実現は皆様の声にかかっていますので、感想や要望がありましたらnoda@jbja.jp(野田)までお願いします。
今年も旨しビールを飲みながら久住さんの魅力がいっぱいを感じられるイベントとなりました。久住さん、旨しビールを提供してくださったハーヴェスト・ムーンの園田醸造長、イベント成功を陰から支えてくださった「LOFT9 Shibuya」のスタッフ様、そして、参加してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申しあげます。
では、また来年お会いしましょう!
【追記】6/4 一部内容を修正いたしました。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。