[イベント]2011.12.23

2010年世界主要国のビール消費量

2010年の世界主要国、地域、各国民一人当たりのビール消費量を、キリン食生活文化研究所が発表した。この調査は世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づくもので、1975年から統計を始めている。

以下、レポートのまとめを転載させていただく。

■世界の総消費量は、約1億8269万kl。前年比は2.4%増と、25年連続の増加。東京ドームをジョッキに見立てると、約147杯分に相当。

■国別では、中国(前年比5.9%増)が8年連続で世界No.1。上位25カ国では、ナイジェリア(前年比17.2%増)、インド(前年比17.0%増)、ブラジル(前年比16.0%増)なども高い増加率となった。

■地域別では、アジア(前年比5.3%増)が33.6%の構成比を占め、10年以上増加を続けている。また中南米(前年比6.5%増)やアフリカ(前年比10.1%増)も全体の消費を牽引し、中南米は直近5年間で最大の増加率となった。

*表やグラフなどの詳細はキリン食生活文化研究所のレポートでご覧いただけます*

日本の国別ビール消費量を見ると、前年比2.8%減の7位。国別一人当たりビール消費量ではアジアで最も多い45.4Lで38位、大びん換算で71.7本(前年比2.4本減)という結果に。なお、この調査での「ビール」は、発泡酒や新ジャンルも含まれた数字だ。

国別消費量で伸ばした中でも、インドは経済成長に加え販売店の増加や物流網が整ったこと、海外企業の進出などが起因しているとされる。またブラジルは、経済成長による所得の増加や人口の拡大もあるが、サッカーのワールドカップという一大イベントが影響したと見られている。

東日本大震災によってビールメーカーの製造・流通などが大きな被害を受けた2011年。来年はどのような結果になるだろうか。早く2011年のビール消費量が知りたい(サッカーワールドカップがどれくらいブラジルのビール消費に影響したのかも知りたい…)■

キリン食生活文化研究所ビール消費量

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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