[イベント]2017.10.29

日本最小?のオクトーバーフェスト

岡山県の瀬戸内海にある島、「六島(むしま)」は岡山県の最南端に位置する小さな島だ。人口は60人余り。信号もない小さな六島は笠岡市に属している。笠岡市には地域おこし協力隊がいるが、彼らは六島で耕作放棄地をかつてのように麦畑に戻すことから始めた。そして六島が麦の稲穂で金色に輝いた。そのときから次のミッションは始まっていた。それは「六島のビールを作る」であった。

格好よく書いているつもりですが、この美しい麦畑の写真を見た瞬間から頭の中にはナウシカが流れております。そのままにしておくと脳内で王蟲が六島に上陸しそうなので笠岡市役所の定住促進センター、雲井さんにお話を伺いました。

ホームページにはビール提供が4社とありましたが、メインのビールはどこで作られた何というビールですか?
「実はそこには載っていないのですが、地域おこし協力隊の方がビール醸造の修行中でして、『麦のはじまり』というセゾンタイプのビールを吉備土手下麦酒さんに委託して造っていただきました。」
フードもいろいろ出店されるようですが、皆さん島外の方ですよね?
「ほとんどの方はそうですが、ひじきのひふみさんは島の方ですよ。もうね、これが他では食べられない味だそうです。」
島への渡り方は船だけですよね?1時間半もかかるんですか?
「はい。フェリーだと1時間半ですが、80名乗りの一回り小さな船ですと1時間でつきますよ。」
※当日は臨時便も出されるのだとか。事前予約がお得で安心です、と雲井さん。
万が一、泥酔して帰れなくなったら宿泊施設は島にあるんですか?
「あるにはあるのですが、このイベントのとき(11/4-5)は既に満室です。でも、イベント会場が船着き場のようなところですので、プラカップを持ったままの乗船もできますよ。」

これが会場からの風景。確かに乗り遅れることはなさそう


最後にお値段を教えてください。
「1杯が7オンス(およそ200cc)のカップでチケット1枚です。前売りでは10枚つづりチケットが3,000円です。当日は1枚ずつのばら売りもしています。」

いやもうね、ヒジキがまっ黒ではなくて透き通った黒だとか、1本1本の形が違うとか手でごみを取る作業が大変だとか聞くとヒジキを食べに六島に行きたいと思ってしまいました。11月最初の連休の予定は六島でいかがでしょうか。

六島オクトーバーフェスト
公式サイト https://mushimabeer.amebaownd.com/
日   時 11/4(土) 11:00-18:00
      11/5(日) 10:00-15:00
場   所 六島前浦港
料   金 入場料無料 試飲券10枚綴り3,000円 フード代別

オクトーバーフェスト六島吉備土手下地域おこし協力隊

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

川端 ジェーン

ビアジャーナリスト

ベルギービールをこよなく愛しています。笑顔でビールを酌み交わせば世界平和は実現すると考えています。ビールが好きすぎてたまに他人と知人の境目がなくなってしまいます。ビールの美味しいお店で見ず知らずの人に話しかけていたら、それは私かもしれません。
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