海外でも珍しいビールスタイル 秋田の良質な果実を使ったラズベリースタウトが週末に有楽町で買えますよ
果実を使ったビールと言えば、その甘さを存分に前面に押し出したフルーツビール、野生酵母による発酵でより酸味を引き立たせたランビックなどが思い浮かびますよね。
五城目ラズファクトリー株式会社より今年の5月に発売されました「RAZMAN Raspberry Stout(ラズベリースタウト)」はその名の通り、スタウトをベースにした珍しいスタイル。ラズベリーに限って言えば、日本で初めての商品ではないでしょうか。
ラズベリーの生産および加工品の開発・販売を行う同社の鈴木矩彦社長に、読者の皆様へのメッセージを頂きました。
皆様こんにちは。五城目ラズファクトリーの鈴木と申します。秋田県の五城目町というところでキイチゴ(ラズベリー)農家をしています。
「RAZMAN Raspberry Stout」は、五城目町産のラズベリーを使い、いわて蔵ビールで有名な世嬉の一酒造さんに醸造して頂いたスタウトです。「栽培している自分たちがラズベリーを楽しめる」ビールを目指して2年前から取り組みを始め、試験醸造を重ねて今年ようやく販売開始となりました。
スタウトの持つ焙煎麦芽の苦みと、ラズベリーの酸味・香りが渾然一体となった味わいを、様々なお料理と合わせながらお楽しみいただければ幸いです。
初年度のロットは3,000本で、既に2,000本が売れたとのことです。
普段は地元である秋田県南秋田郡五城目町でしか手に入らないこの「RAZMAN Raspberry Stout」。12月2日(土)3日(日)に、有楽町駅前にある東京国際フォーラムで行われる、全国の町村がそれぞれの特産品などをアピールするイベント「町イチ!村イチ!」で購入することができます! 首都圏で手に入れられる機会は、これが年内最後ですよ。
先日も別の販売イベントがありましたので、購入し、味わわせて頂きました。
先入観だけで言えば奇をてらった組み合わせにも思えますが、口に含むと全くそんなことはなく、むしろオーソドックスな味わいです。スタウトの程よい苦みや甘みとラズベリーの程よい酸味のバランスが取れており、隙がありません。良質な原材料と、老舗ブルワリーの技術が相まって、既に高い完成度を誇っています。
ちなみに、ブランド名である「RAZMAN」は、「ラズ」ベリーとクラフト「マン」シップの造語とのこと。格好いいですよね。
「これからも、原料となるラズベリーの品質に磨きをかけ、美味しいラズベリービールをお届けできるよう取り組んで参りたいと存じます。ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。」(鈴木社長)
来年以降も引き続き醸造が行われるとのことですが、まず初年度モノを味わってみてはいかがですか?
RAZMAN Raspberry Stout
内容量:330ml
原材料:麦芽、ホップ、ラズベリー(麦芽使用率50%以上)
アルコール分:6%
1本 ¥800
3本入りギフトボックス ¥2,500
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。