12月18日、麹町にあるベルギー大使館にて在日ベルギー・ルクセンブルグ商工会議所（BLCCJ）主催のビジネスアワードに於いてベルギービールの輸入・販売を手掛けるユーラシア・トレーディング株式会社が選出され、その受賞式が行われた。

　社長のボーレン・レナート氏は受賞の挨拶として流ちょうな日本語で何度も「感謝」という言葉を繰り返し、笑顔を見せた。美味しいベルギービールを安く日本の皆さんに飲んでほしいとの思いで会社を立ち上げたものの、当初はあまり売れず、賞味期限が迫りって廃棄しなくてはいけないのかと焦りを覚えた日々の話を懐かしそうに話していたのが印象的だった。

笑顔で喜びを語るボーレン・レナート社長

　この日本輸出大賞というのは近年では２年に一度表彰されており2005年度にはフリスクでおなじみのフリスクインターナショナルNV、2013年度にはゴディバ・ジャパン株式会社なども受賞している。今回の受賞でユーラシア・トレーディング株式会社を通してベルギービールに注目が集まればより広くベルギービールの魅力が広まることだろう。今後のユーラシア・トレーディング株式会社の快進撃が期待される。

ここでちょっとこぼれ話
大使館のパーティーということでベルギー王国のブレント・ヴァン・タッセル一等書記官とお話をさせていただく機会を得た。駐日EU代表部のイベントなどでEUについて理解を深めるための活動もされている彼は仕事のできる男、という雰囲気を身にまといつつ、優しい笑みをたたえている。しかも、写真を上げてしまうと無駄にファンを増やしかねないほどの美形で、ついうっとりと見惚れてしまう。きっと眉目秀麗とは彼のために作られた言葉だろう。その彼のお気に入りのビールはデ・コーニンクだという。大きなグラスになみなみと注いで飲むのが好き、とおっしゃるその瞳はキラキラと輝いていてそんなところからもベルギー人のベルギービールに対する愛を実感した。
他にも多数の来場者がベルギービールの美味しさに驚き、酔いと感動に頬を染め、話に花を咲かせている姿が見られた。ビールを介して「初めまして」からすぐに数年来の知己のように盛り上がっていく人の輪も、それを目撃できるのも本当に素晴らしく、喜ばしい。ブルゾンちえみさんのフレーズをもじって言ってしまおう。
「あー、ベルギービールが好きで本当に良かった！」