[コラム]2018.1.6

ブルワリーさんに2017年を振り返ってもらいました!

あけましておめでとうございます。昨年も多くの方に読んでいただき感謝しております。イベントで、「いつも読んでいます」と声をかけてもらい、とても励みになっています。今年も造り手と飲み手をつなげる役割を果たしていけるよう頑張ってまいります。

今年初の記事は「ブルワリーが振り返る2017年」と題し、アンケートを実施。回答が得られた7社のブルワリーさんの声をお届けしたいと思います。

アンケートの内容は①2017年1番印象に残った業界ニュース ②自社以外で、1番印象に残ったビール ③今年の抱負の3点を回答してもらいました。

では、早速どうぞ。

いわて蔵ビール

ヤッホーブルーイングの銀河高原ビール買収

今回の事柄で10年ひと昔といいますが、20年経ち地ビールの歴史に1つの区切りがつき、新しいクラフトビールの業界に変わっていくと思いました。ちょっと激流になるのでは? と感じています。

秋田あくらビール あきた吟醸ビール

吟醸酵母、自然酵母のような香りでやさしい味。米というより酵母の香りがとても印象的でした。

③基本に立ち返る

近年クラフトビールブームと言われていますが、いわて蔵ビールとしては足元を見て、決しておごらず謙虚に生きようと思います。もう一つは人材育成。後藤孝紀工場長とは長年のパートナーですが、もう一段回上のステップに行くにはお互いに今の殻を破らなければいけないし、この2人に割って入る3人目、4人目を育てることが必要だと考えています。また、全国地ビールフェス in 一関も20年が経ち、次のステップを検討しています。田舎だからできるもっともっと地域や参加する人を巻き込むイベントにしなければと悩んでいます。

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ハーヴェスト・ムーン

①サッポロホールディングスのアンカー・ブリューイング・カンパニー買収

②箕面ビール 桃ヴァイツェンシリーズ

③足元をしっかりと固めつつ、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています。

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サンクトガーレン

①特になし

②Tree House Brewing Company Julius(アメリカ)

③直営店舗を出したいです。

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富士桜高原麦酒

①ヤッホーブルーイングの銀河高原ビール買収

②バレルエイジのビール

すいません。1つにしぼれませんでした。

③富士桜高原麦酒は20周年を迎えます。20周年記念限定ビールや20周年を機に新しいことにチャレンジしたいと思います。

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松江地ビール ビアへるん

①酒税法改正によるビール減税

②BFM アベイ・デ・サン・ボンシエン2015(スイス)

③地元島根でたくさんのビールを飲んでいただく年にしたいと思います! 地元オンリービールや企画などたくらみ中です。

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THE BREWMASTER

①ブルーパブの新規開業

②佐賀県 宗政酒造さんのビール

なかなか九州でも見かけることがありませんでしたが、何年かぶりに見かけました。

③新商品の発売と九州ビアフェスティバルのさらなるパワーアップです。

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宮崎ひでじビール

①九州初ホップの収穫

日本全国色々な所でホップの栽培がおこなわれていますが、これまで南の地域ではできないと言われてきたホップの収穫が現実になったこと。

WBA(ワールドビアアワード)にて、「栗黒」がスタウト・ポーター部門で世界一になった事。

②KIRIN グランドキリン WHITE ALE

小麦麦芽を使用しているのにキレの良さがありながら、やさしく喉を通っていきます。ネルソンソーヴィンホップの華やか香りが上品で、今年一番印象に残っているビールです。

③品質の良いビールを製造していく事

もっと工場スタッフ全員で品質や味の追求をして、しっかりとした土台固め(酵母の発酵・衛生管理)を徹底していきます。

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ブルワリーさんとしてはやはり、他社買収の話題が多く挙がりました。飲み手側も展開に注目している方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。抱負については、品質向上や新規の事業展開が出てきました。今後の情報が楽しみですね。今年もビールイベントが各地で開催予定ですので、ぜひご都合をつけて色んなビールを味わっていただきたいと思います。

最後にアンケートにご協力くださったブルワリーのみなさまに感謝申しあげます。

THE BREWMASTERいわて蔵ビールサンクトガーレンハーヴェスト・ムーン宮崎ひでじビール富士桜高原麦酒松江地ビール ビアへるん

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビールコンシェルジュ

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは4000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

●音声配信アプリstand.fmで、ビールに恋するRadioを配信中
PodcastSpotifyでも聞けます。

【メディア出演】
<TV>
●テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
●テレビ神奈川「News Link」
<ラジオ>
●TBSラジオ「鈴木聖奈LIFE LAB~○○のおじ様たち~」
●JAPAN FM NETWORK系列「OH!HAPPY MORNING」
<雑誌>
●週刊プレイボーイ(2019年2月11日号、2020年12月28日号、2022年12月12日号、2023年10月9日号) ●DIME(2019年4月号)●GetNavi(2020年2月号) ●週刊朝日(2020年6月12日増大号)●食楽(2020 SUMMER No,116)●週刊大衆(2021年4月19日号、2021年7月12日号、2022年6月20日号)●BRUTUS(944号 2021年8月15日号)●東京人(no.463 2023年3月号)●BRUTUS特別編集 増補改訂版 クラフトビールを語らおう!
<Web>
SUUMOジャーナル ●みんなのランキング ●この秋新しい恋をスタートしたいあなたに贈る!ビール恋愛心理学 ●初心者にも!プロがおすすめする絶品クラフトビール&ビアグラス ●プロの逸品 ●SORACHIの集い
【ビール講座】
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ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
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