「2月8日(木)いよいよお披露目!!秋田のクラフトブルワリーと大学生のコラボビール『Bls’17~première~』登場」
2018年2月、秋田県内でも新たな試みとなるビールのお披露目会が開催されます。
秋田の羽後麦酒(うごばくしゅ)と秋田県立大学の大学生のコラボレーションビールです。
造られた背景やビールへの想いを、プロジェクトプレスリリース担当の伊藤篤志さんに取材しました。
・その背景とは
このビールは秋田県立大学生醸造プロジェクト「Bls (Brewing by local student)」の記念すべき第一弾商品となります。
このプロジェクトは2017年の10月に立ち上がりました。
「ビールにネガティヴなイメージを持つ人々に対して、その魅力を伝えたい」
「ビールの持つ色や香りやペアリングを楽しむなど多様性は、地方では広まっていないのではないか」
「ビールと地方学生との接点を設け、より身近に感じてもらいたい」
などの想いから、今回醸造を企画しました。
もちろん地元の資源を活用する事で、地域の活性化や羽後町の魅力の再発見に貢献したいという想いも強くありました。
【 写真提供 Blsプロジェクト】
そんな想いを持った大学生とコラボしたのは、羽後麦酒という秋田県羽後町にあるマイクロブルワリー。
それぞれの、地域の資源活用・活性化またビールのこれからの未来を信じるという想いが一致したタッグとなりました。
・そのビールとは
このコラボが生んだビールはNE-IPAスタイル「Bls’17~première~」
「première」はフランス語で「初日」を意味する単語で、Blsプロジェクトにとって最初のビールという意味。またビールが苦手な人にとってもビールを好きになる初日になって欲しいという願いも込められています。
【写真提供 Blsプロジェクト】
完成までは苦労の連続だったそうです。Blsメンバー内での役割分担や情報共有も上手くいきませんでした。販売や企画に関しても手探り状態で、自分たちで考え交渉していくという初めての経験ばかり。
もちろん、ビールの醸造も初めてで「手際が悪く、ブルワーの指示通りに動く事が出来なかった」と前述の伊藤さんは悔しそうでした。
その分、美味しさは格別と感じたそうです。
伊藤さんの感想は、「苦味もなくキーワードにしていた『ジューシーさ』が感じられた」「柑橘系のようなホップの香りが高く、ずっと残っていたため、良い気分を味わえると感じた」とかなり満足の様子でした。
・彼らの今後とは
初お披露目となった2018年1月20日の店頭販売では、道の駅うご「端縫いの郷」で70本、秋田県立大学近くのスーパーマーケット「ナイス追分店」で30本を販売しました。
「ナイス追分店」では即日完売、道の駅でもほぼ完売となったそうです。確かな手ごたえを感じられたことでしょう。
Blsの活動の目的は、ビールの多様性を高め、クラフトビールの魅力を伝える事。
今後の展開はまだ未定とのことですが、秋田県立大学の学生だけでなく他大学も参加する団体にしていきたい、大学生とビールをつなぐ「接点」となれるように活動していきたいと熱く語ってくれました。
1年ごとにそれぞれ大学を卒業し、社会へ旅立ちメンバーは変わっていきます。
しかし、このBlsの想いと活動は受け継がれていくでしょう。
次の展開に注目していきたいと思います。
【写真提供 Blsプロジェクト】
《Bls’17~première~披露目イベント》
日程:2/8 (木)19:00~21:00
会場:Hostel&Bar CAMOSIBA
住所:秋田県 横手市十文字町曙町7-3
アクセス:JR 十文字駅より徒歩5分
参加費:¥1,000 (ビール2杯+軽食)
定員:20名
《お問い合わせ先》
Blsプロジェクトプレスリリース担当 伊藤 篤志
TEL:080-8205-2354
Mail:blsproject.akita@gmail.co
《羽後麦酒》
羽後麦酒は副原料に秋田県産の野菜・果物・ハーブなど多種多様な地場の材料を使って醸造し、羽後町ならではのビールを造る特色ある醸造所。大好きな羽後町を元気にしたいと町おこしを目的に、ビールの可能性を感じ醸造を始めた経緯を持つ。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。