欧和「いちごランビック」の魅力
2018年3月、ベルギービール「欧和(OWA )」の新商品「いちごランビック」の解禁イベントが数回行われました。筆者は、銀座「Blue door ブルードア」開催の「 欧和の家 @銀座 いちごランビック解禁」、高田馬場「16’S Stairing Steps Case」開催の「いちごランビック&白欧和解禁イベント第2弾」に参加し、「いちごランビック」を味わいましたので、その魅力をレポートします。
欧和(OWA)
「欧和(OWA )」とは、ベルギーで唯一の日本人ビール醸造家である「今井 礼欧(いまい れお)」氏が造るビールです。「今井 礼欧」氏は大手ビール会社退職後、スコットランドのHeriot-Watt University(ヘリオット・ワット大学)で醸造学と蒸留酒造りを学びました。その後、ドイツの醸造所で働き、そして、ランビック(自然発酵のビール)など多様なビール文化のベルギーの地に、独自のブランド「欧和」を立ち上げました。「欧和」の主な銘柄として「欧和(OWA)」「黒欧和(KURO OWA)」「OWA GRAND CRU」「欧和クリスマス」「梅ランビック(UME LAMBIC)」「柚子ランビック(YUZU LAMBIC)」「桜ランビック(SAKURA LAMBIC)」「白欧和」などがあります。そして、新商品である「いちごランビック(Ichigo Lambic)」が加わります。
いちごランビック(Ichigo Lambic)の魅力
ランビックとは、培養した酵母によって造られるラガーやエールとは異なり、野生酵母を用いた自然発酵によって造られるベルギービールの一種です。木樽で長期間熟成させて造る、手間をかけたビールでもあり、独特の酸味と風味が特徴的です。そのランビックと栃木県産の苺「スカイベリー」を熟成したビールが「いちごランビック」です。瓶のラベルは和紙製、絵柄は掌に苺をもつ和服の女性と風情があります。ラベルデザインは、宇都宮大学の学生によるものです。
それでは、「いちごランビック」を味わいましょう。グラスに注がれた外観は淡い黄色、泡立ちはほとんどなく、少し濁りがあります。苺のほのかで甘い香りがします。口に含むと苺の風味が口内に広がりますが、その新鮮さには驚くでしょう。まるで摘みたての苺を口に入れた様です。その後に苺の甘みとランビックらしい酸味を感じます。「スカイベリー」の良さを旨く引き出しています。ゆっくり味わって飲むことをおススメするビールです。
「いちごランビック」は、ベルギービールと栃木県産の苺「スカイベリー」のマリアージュ、という言葉が相応しいビールと感じました。甘酸っぱいスィーツなどとあわせると、さらに楽しめると思います。
再び飲める日まで
「いちごランビック」は、2018年の今シーズン収穫の苺から本格生産に入るとのことです。そのため、この素晴らしいビールが市場に出るのは、もうしばらく先になります。筆者は、再び「いちごランビック」が飲めることを心待ちにしております。この記事が素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。
■OWA Brewery 欧和醸造所
https://www.facebook.com/owabeer.be/
■Blue door ブルードア 「 欧和の家 @銀座 いちごランビック解禁」開催店舗
https://www.facebook.com/bluedoor.ginza/
■16’S Stairing Steps Case 「いちごランビック&白欧和解禁イベント第2弾」開催店舗
https://www.facebook.com/16S-Stairing-Steps-Case-218638061547699/
■栃木県 三ツ星いちご「スカイベリー」
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。