北のビール王国から~ Maltheads 坂巻紀久雄氏
この春、関東から北海道にUターンしました。あらためて北海道で飲むビールのおいしさに感動し、おいしいビールを探す中で出会った人やお店を紹介したいと、本シリーズを始めることを決意したところです。初回に紹介するのはMaltheadsの坂巻氏。
「ビアラバーも 北海道を歩けば 坂巻氏に当たる」といわれるほど、北海道のビール業界の有名人が坂巻氏です。その氏が経営するビールとウィスキーの専門店Maltheadsは、ススキノから少し離れた落ち着いたエリアに店舗を構えます。ひんやりとしたビル地下の通路を進むと、まるで使い込まれた木樽のような重厚な扉が現れ、モルトワールドへの一歩を演出。
店舗はカウンター9席のあずましい空間(北海道弁で「居心地が良い」の意味)。落ち着いた照明と重厚な木彫カウンターがビールの色を美しく磨き上げ、さあ飲むぞ!と気分が盛り上がります。
日本ビール検定1級やウィスキー検定2級など数々の資格を持ち、イベンターとしての顔も持つ坂巻氏。その豊富な知識から繰り出される話を聞きながら、確かなサービングスキルで注がれたビールを飲むと、頭も体も満たされていきます。「専門店なんて敷居が高いなぁ」と思う方も安心してください。メニュー表にはビールのスタイルが一つ一つ丁寧に説明されており、疑問に思ったことも質問をすれば、快く回答しながらサーブしてくれます。坂巻氏の人柄と相まって、最後にはビアラバーになってお店を出ること請け合いです。
イベンターとしての顔に光を当てることにしましょう。訪れたこの日は、「Innovative Brewer」ブランドを手掛ける新井健司氏による、トークイベントが行われていました。
4月24日に発売された新商品「ビアチェッロ」を味わいながら、そのコンセプトや製法、新しい酒税法の話、さらには大手とクラフトビールの関係性など、非常に興味深い話を聞くことができました。ビアチェッロの詳しい記事はこちらをどうぞ。そしてなんとこの日、ビアチェッロの樽生が世界初開栓!販売エリアに入っていない北海道で、このようなイベントが開催されるのも坂巻氏の広い人脈あってのことではないでしょうか。
他にも様々なイベントを手掛ける坂巻氏。「札幌を日本のビールの首都に!」を旗印に、精力的に活動を展開しています。その中でも、坂巻氏が実行委員の一人を勤めるイベントが「サッポロクラフトビアフォレスト」です。
今年で6回目を迎えたイベントは、道内のブルワリーだけでなく、国内のブルワリーが押し寄せる一大ビアフェスにまで成長しました。もはや札幌の初夏の風物詩と言ってもよいのではないでしょうか。今年のサッポロクラフトビアフォレストは7/7~7/8開催。また、5/1からチケット販売が開始されました。出店ブルワリー等の最新情報は、公式HPに随時UPされていくので要チェックです。
これから良い季節の北海道、ぜひおいしいビールを飲みに来てみませんか?
Maltheads
公式HP:https://maltheads.net/
公式ブログ:http://maltheads.jugem.jp/
公式FB:https://www.facebook.com/Maltheads/
公式ツイッター:https://twitter.com/maltheads
※不定休のため、足を運ぶ前に開店状況をチェックすることをお勧めします。
サッポロクラフトビアフォレスト2018
公式HP:http://www.sapporo-craft-beer-forest.com/
公式FB:https://www.facebook.com/sapporo.craft.beer.forest/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。