【ブルックリン ソラチエース】がやってくる!!
※2018年10月2日から北海道で先行発売が開始されました!
※2018年6月5日訂正 キリンビール株式会社より「ブルックリン ソラチエース」の今夏の発売一時中止が発表されました
KIRINとブルックリン・ブルワリー社の業務提携により「ブルックリン ラガー」が国内販売されたのが昨年。待望の第二弾ビールの販売開始が発表された。ブルックリン・ブルワリーのカリスマブリューマスターであるギャレット・オリバー氏を北海道に招いて行われたローンチパーティーおよび、ゴーストボトルナイトに出席してきたので報告する。
ブルックリン・ブルワリーが抱える豊富なラインナップの中から選ばれた国内販売第二弾ビールは、「ブルックリン ソラチエース」。ソラチエースとは北海道の空知郡をオリジンに持つホップのことで、ローンチ開催地を北海道に合わせてくる粋なはからいは、さすがブルックリン・ブルワリーだ。
会場は「PROVO」。北海道から世界にアートと音楽の発信を続ける名店だ。
会場ではバンドによる演奏やライブペインティングが行われ、アーティスティックな空間にローンチパーティーであることを忘れてしまうところだった。会場の選定はブルックリン・ブルワリーからの提案とのこと。独自のスタイルを大切にする姿勢とそのアンテナの高さの両立に舌を巻く。
日本の食に合うビールを
私はかねてから第二弾ビールは「IPA」ではないかと思っていた。クラフトビールの盛り上がりをけん引する一つのアイコンとして「IPA」は取り上げやすい。しかし、選ばれたのはセゾンスタイルの「ブルックリン ソラチエース」。その理由について、ギャレット・オリバー氏に尋ねてみた。「日本の食に一番合うビールを選んだ。ブルックリン ソラチエースのさわやかな風味は、日本の刺身や寿司などの魚介類と相性がとても良い」とのこと。氏は著書である『The Brewmaster’s Table』で、食卓でのビールの価値を新しい次元に高めてきた。人気があるから売るのではなく、現地にどう受け入れられるかを常に考えている姿勢がうかがえる。
振舞われた「ブルックリン ソラチエース」を試飲。ソラチエースホップのレモンのような爽快な香りと、セゾンイーストが醸し出す複雑なフルーツフレーバーは、本当に魚介との相性が良さそうだ。タイ料理やカレーにも合うとのことで、販売されたら是非試してみたい。
翌日は札幌のブルーパブ「月と太陽BREWING」にてゴーストボトルナイトが開催された。「ブルックリン ソラチエース」のタップのほかに、ビアギーク垂涎の市場には出回らないゴーストボトルが振舞われるコアなイベントだ。
世界に6つしかない希少な樽を使用してメスカル酒の薫香を付けた「CHICHIKAPA」、酒粕とバーボン樽を使って熟成させた「SAISON KITAYA」、世界的に有名なスパイスブレンダーとコラボしたリコリスを使用したビール。ここではローンチパーティーとはまた違う、ギャレット・オリバー氏のほとばしる個性に会場全体が酔った。氏は語る。
「おいしいビールの定義は、構成とバランス。そしてエレガンスだ。極端に酸っぱい、苦い、高アルコールは目指していない。我々は、ただ美しく飲みたいんだ」
ビールのおいしさの要素にエレガンスという言葉がするりと出てくるところに、ギャレット・オリバー氏とブルックリン・ブルワリーブランドが、世界中で愛され続ける理由があるのだと感じた。
最後に、少し気が早いが、日本にいるブルックリン・ブルワリーブランドのファンを代表して、第三弾ビールについてギャレット・オリバー氏に尋ねてみた。公式に決まっていることではないと前置きをしたうえで、「BEL AIR SOURが良いのではと思っている」と回答していただけた。「BEL AIR SOURは口に含んだ初めは強い酸味を感じるが、そのあとにトロピカルな風味が広がり深い味わいとなる。日本でも味わってほしい」新しいビールシーンを提案し続けるKIRINとブルックリン・ブルワリーの次の一手に、これからも目が離せない。
【商品情報】
商品名 :ブルックリン ソラチエース
販売地域 :全国
発売日 :今夏の発売一時中止
パッケージ :355MLびん
価格 :オープン価格
スタイル :セゾンスタイル
アルコール :7%
製造 :ブルックリン・ブルワリー(米国)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。