サッポロビールのトップにググッと迫って参りました!
ビールに愛された皆さまへ!
先日、サッポロビール株式会社の役員との懇親会に、皆さまを代表して参加して参りました。
ドレスコードはビールクズ、ではなくてクールビズで
サッポロビールのトップである髙島英也社長をはじめ、広報や営業部の方々とビールを酌み交わしながら、ざっくばらんに懇談してきましたよ。
髙島社長のご挨拶から始まった、今回の懇親会。アルコール事業について、中長期戦略によるこれまで以上の飛躍のために、さまざまな準備や仕掛けがあることをほのめかしていらっしゃいました。ワインはあまり興味はありませんが、モノを作るって、手間と時間がかかるんですよね。あらためて、そんなお話を聞いて、やはりサッポロってすごい会社だということを実感しました。
9%の壁
サッポロレベル9贅沢ストロングは、もう飲まれましたか? 9%のハイアルコールとは、かなりインパクトがあります。でも・・・
「チューハイなどでもよく見かける9%のアルコール飲料ですが、缶飲料での10%超えってなかなか見かけないですよね。10%のものはやらないんですか?」
これに応えてくださったのは、サッポロホールディングス(株)コーポレートコミュニケーション部の梅里部長。
「10%になると、税率が変わるんですよ」
あ、本当ですね。
この差が、店頭で激しく価格競争する飲料の売り上げに重大な影響をもたらすということなのでしょう。
髙島社長との懇談
こちらの男前の男性と、デレデレの中年主婦のツーショットをご覧ください。サッポロビールの代表取締役社長 髙島英也氏でいらっしゃいます。
髙島社長は30年間、醸造部門で従事されていたそうです。
「30年間作ってきた中で、もっとも思い出に残っているビールは何ですか?」とお聞きしたところ、
「『オン・ザ・ロック』ですね。」
「あの、お噂には伺っていますが、30年ほど前に発売された、アルコール度数9%のビールですね!?」
30年前、残念ながらまだ未成年だった私は、そのビールを飲んだことがありません。社長の思い出のビール、ぜひもう一度飲んでみたいものですね。
社長にお代わりをうながされ、ヱビス・ザ・ホップをチョイスした私。
「ワイングラスで飲むといいですよ。香りを楽しめますから!」と優しくアテンドしてくださいました。
社長のお顔と私の持つグラスの距離は1メートル以上あったと思いますが、
「ここでも、もう香りますね」
と、ヱビス・ザ・ホップの香り高さを誇らしげに喜んでいらっしゃるようでした。
びあけん設立の立役者
「えーと、あれ、無いなぁ。」
名刺入れをさぐる社長。結局無かったようです。
「日本ビール文化研究会というのもやっておりまして、びあけんってご存知ですか?」
「はい!2級です、私!」と、そんなに偉そうに自慢するほどでもないことを伸びあがって主張する私です。
それにしても、国内のビールを文化として継承し広めていこうという働きかけは素晴らしく、私もずっと応援したいと思っております。
クラフトビールについて
「クラフトビールとか、ビールフェスみたいなイベントとか、若い人がたくさん集まったりしてブームのようになっていますが、そのことについてはどう思いますか?」
「いいですね!どんどんやっていってもらいたいと思っていますよ」
「買っちゃおうかな(買収)、なんてお考えはないですか?」
「無いですね」
海外だと、大手がどんどん小さなブルワリーを買収して取り込んでしまうイメージがあるのですが、サッポロビールさんは、そのような考えはないそうです。なんか、少しホッとしました。
「酒税法改正あとの小規模醸造所の開設については当社もかなり関わっておりまして、18社について協力や指導をしました。醸造方法や機材の導入、材料なども。ほぼみんな、いまに続いていますよ。生の酵母を使用したいと、今でも酵母をもらいに来るブルワリーもあります」
なかなかの世話焼き母さんのような、面倒見の良いサッポロビールさんです。
結局飲んでる黒ラベル♪
「髙島社長の、お好きなビールの銘柄を教えてください」
「黒ラベルですね」
「まぁ、私もです!結局飲んでる黒ラベルは、死ぬ前に飲みたい銘柄だと思っております!」
社長、一瞬絶句。。。(そんな思いつめたような眼で見つめられても…)
「そ、そうですか。初めてです、そんなことを言われたのは」
髙島社長、困らせて申し訳ありませんでした。
1時間半という短い時間ではありましたが、サッポロビールという巨大な組織を背負い、日々奮闘し、私たちにおいしいビールを届けてくださるトップの皆さまとお話しできたのは大変貴重な時間でありました。
でも、ちょっと飲み足りなかったので、
地元にほど近い、黒ラベルを飲ませてくれる馴染みの居酒屋へ、早めの晩酌に駆け込んでしまいました。
俺の城 大森店 https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131502/13076608/
黒ラベル390円、焼き鳥がおいしいお店です。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。