このビールは世界を変えるか? SORACHI1984発売記念イベント「INNOVATIVE BEER GARDEN」 レポート
日本生まれのホップ「ソラチエース」を100%使った「SORACHI1984」が4月9日(火)に発売となった。発売を記念して4月8日(月)と9日(火)の2日間、恵比寿ガーデンプレイス センター広場で「SORACHI1984 INNOVATIVE BEER GARDEN」が開催された。
6月に早くも第2弾が登場!
8日のイベント前には、ブランド方針説明会が行われ、髙島英也代表取締役社長からブランドビジョン、そして新商品について紹介がされた。
ブランドビジョンは、「新たなビール文化創造」とし、3つの柱を打ち出した。
・革新性(チャレンジ)
・本格感(こだわり)
・ファンとの共創(ブランド育成)
サッポロビールが培ってきたビールづくりへの思いをしっかり守りつつ、新しいビール文化を生み出すことに挑戦していく。そして、なによりも飲み手とともにブランドを育てていく姿勢はファンにとって嬉しい。
「SORACHI1984」は、ホップの魅力を追求した「That’s HOP!」。2019年6月11日(火)には、もう1つの軸となる革新性を追求した「That’s WOW!」から「SKY PILS(スカイピルス)」が発売されることが発表された。
世界を変える志をもった食やモノと楽しむ
「SORACHI1984 INNOVATIVE BEER GARDEN」では、「世界を変える」という志をもった企業の協力のもと食とビールを楽しむ試みが行われた。
今回、Innovativeな企業として「不二製油グループ本社株式会社」から大豆を使ったフードの提供が行われた。これについてブリューイングデザイナーの新井健司氏に聞くと「ビヤガーデンというとこってりとしたものが多い中で、近未来のビヤガーデンを見せるに際して、未来を変えるような食材を選びました。ヘルシー志向の方にも楽しんでいただければと思っています。」とのことだった。
食べてみると、正直「これが大豆?」という感じ。どれも豆っぽさがなく、言われなければ普通のハンバーガー。しかし大豆だからなのか、さっぱりとしているのですごく食べやすかった。ビールイベントにあったらヘルシー志向のお客さんに喜ばれるのではないだろうか。
ソラチエースが「SORACHI1984」に使われるまでを見ながら飲んでみよう
会場では、ソラチエースにとってキーマンとなった4人の男たちの思いが撮影された40分の大編ドキュメンタリームービー「このビールは、世界を変えるかもしれない。」も上映された(※1)。
※1 上映時間 16:00(9日のみ)、17:00、18:00、19:00
彼らの言葉からは、ソラチエースへの深い愛情が感じられる内容であった。誰1人とかけていたら「SORACHI1984」は誕生しなかったと思うと、そのストーリーに運命的なものを感じざるを得なかった。
取材日は寒の戻りで底冷えする天候であったが、会場全体を見回すと多くの笑顔が見られたことからも「Innovative Brewer」ブランドに良い印象をもつ人たちが多いと感じた。
会場にいたビールファンに飲んだ感想を聞いてみると、レモングラスやヒノキを思わせる香りだけではなく、麦芽由来の味わいも感じられることに加え、スッキリとしているので後に残らないという声があった。確かにフィニッシュの爽快感が良く、ジメジメした夏場にも爽やかな気分になれるビールだと思う。
現在、様々な品種のホップが誕生しているが、日の目を見ないものもあるだろう。しかし、ソラチエースのような歩みを辿るホップも今後出てくるかもしれないと思うと、まだ見ぬジャパニーズホップの可能性を強く感じたイベントだった。「SORACHI1984」がビールの世界観を変えるか? 反応を楽しみにしたい。
★ブリューイングデザイナー新井健司氏のSORACHI1984にかける思いはこちらから
◆Innovative Brewer SORACHI1984 商品概要
品目:ビール
発売日・地域:2019年4月9日(火)・全国
パッケージ・価格:350ML缶・250円(参考小売価格 ※消費税抜き)
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ(ソラチエース100%使用 米国産使用、上富良野産一部使用)
アルコール分:5.5%
商品特長:・エールビール ・ヒノキやレモングラスを思わせる心安らぐ香り ・飲んだ後、口の中にふわっと広がる旨味
販売計画:22万ケース(350ML×24本換算)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。