熊本・天草の魅力を詰め込んだ醸造所「AMAKUSA SONAR BEER」をクラウドファンディングで応援しよう
熊本県天草市で、地元の魅力をたっぷり詰め込んだクラフトビール醸造所「AMAKUSA SONAR BEER(アマクサ ソナー ビール)」の設立に向けての活動が始まっている。
天草を元気にするビールを造りたい!東京からUターン
AMAKUSA SONAR BEERの代表を務めるのは荒木信也さんだ。
15年前に初めて飲んだベルギービールのおいしさに魅了され、のど越しだけではないクラフトビールに夢中になったという荒木さん。
一念発起し2013年7月に東京から熊本へ拠点を移した。
まず手を付けたのは無農薬のびわ農家である実家の休耕地の活用だ。
起業準備と醸造所への研修を進めながら、2018年冬にホップ栽培をスタートした。無論、農薬は使用していない。
2019年3月にAMAKUSA SONAR BEER合同会社を設立。
現在は、2019年年内の「発泡酒製造免許」の取得と醸造所稼働を目標に活動中だ。
「ホップや大麦、副原料の栽培し、それらをビールに使用することは、過疎化が進む天草市の活性化のきっかけになる」。荒木さんはそう考えている。
「九州のクラフトビールシーンがもっと盛り上がれば、天草地域の雇用の受け皿になるかもしれないですし、若者の移住の目的の柱になるかもしれない。今回のクラウドファンディングは資金調達だけではなく、AMAKUSA SONAR BEERを通して、天草をもっと知ってもらい、来てもらい、感じてもらうための役割でいたいと考えています」と話す。
ビールづくりの要となる醸造所は、ホップ畑の目の前にある倉庫を活用。
摘みたてホップのフレッシュさを保ったままビールに使用したり、ホップを加工することができる。
また、醸造所にタップルームも併設予定だ。
ホップ畑を眺めながら飲むフレッシュなビールを飲む時間は特別なものになるに違いない。
天草には、世界文化遺産にも登録された潜伏キリシタン関連遺産と、うつくしい自然がある。
天草を観光しつつ、ビールを飲みに旅するのも楽しそうだ。
地元に根付き地元の人々に愛される醸造所を世界に発信
熊本は九州の農業県であると同時に、フルーツ大国。
スイカ、デコポン、イチゴ、マンゴーなどが知られている。
地域の農家さんと協力して、旬を感じられるフルーツビールも展開予定だ。
2019年頭には、熊本産晩白柚(ばんぺいゆ)を使った「BANPEIYU WHITE」を、研修先である日南麦酒に委託し醸造をした。
このビールは、「SONG OF THE EARTH」(一般社団法人LOVE FOR NIPPONの代表キャンドル・ジュン氏が、新潟中越地震支援として行なっているフェスティバル)で販売され、ビールが苦手という女性からビアマニアの方まで、好評だったとか。
「ゆくゆくは100%天草産のクラフトビールを造りをしたい」と荒木さん。
そのために大麦を育てて精麦の研究を進める、ホップの品種改良に挑戦する、酵母を自家培養する、など夢は大きい。
いずれにせよAMAKUSA SONAR BEERの目指すところは、地元に根付き地元の人々に愛される醸造所だ。
自分たちで育てたローカルな原料を使ったビール造りが実現したら、天草の良さをビールを通して世界中へ発信できるかもしれない。
クラウドファンディングの支援は3,000円から、最高で1,000,000円のコースも。
主に醸造設備(仕込み釜と発酵タンク、大型冷蔵庫)の購入費に充てられる。
クラウドファンディングは、2019年06月26日まで受け付けている。
興味を持たれた方は下記から応援をしよう。
https://camp-fire.jp/projects/133138/preview?token=ldqa0cub
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☆写真はAMAKUSA SONAR BEERさまからご提供いただきました
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。