【ビールのある風景in岩手③】贅沢すぎるラインナップ! 「いわてクラフトビールまつり」(6月29・30日開催)に行ってきました。
先日、某NHKの番組で「2番目に広い都道府県」として紹介されていた岩手県。北海道の次の広さなので、「一番広い県」とも言えます。面積約15,275㎢は東京都の約7倍の広さ。美味しいクラフトビールが県内あちこちで造られていまずが、広さゆえに、たとえ県内にいても他の地域のクラフトビールを飲みに行くのはなかなか大変です。(近年道路事情は格段に良くなりましたが、飲んだら運転は出来ません…)
そんな状況に少しだけもやもやを感じていたところ、先月の末に素敵なイベントが県庁所在地の盛岡で開催されました。このイベントを紹介することで、「岩手のクラフトビール」の全体像を少しでも紹介出来ればと思います。
6月29日(土)・30日(日)の2日間、盛岡駅前の「滝の広場」に岩手のクラフトビールが大集結して、「いわてクラフトビールまつり」が開催されました。主催は東日本旅客鐡道株式会社・盛岡ターミナルビル株式会社ということで、JR東日本グループです。
「岩手のクラフトビール飲み比べ」として出店していたのは、次の7社です。
・株式会社ベアレン醸造所(盛岡市)
・上閉伊酒造株式会社<遠野麦酒ZUMONA>(遠野市)
・株式会社遠野醸造(遠野市)
・さくらブルワリー(北上市)
・世嬉の一酒造株式会社<いわて蔵ビール>(一関市)
・株式会社銀河高原ビール(西和賀町)
・スプリングバレーブルワリーキリンビール岩手支店(盛岡市)
クラフトビール好きならもちろん、それほどでもない方でも「聞いたことあるぞ」というところが、かなりあるのではないでしょうか。缶ビール・瓶ビールともに販売しているところがある反面、普段はお店でしかビールを提供していないところもあります。
規模や形態はそれぞれですが、岩手のクラフトビールはどこも質が高いです。
それぞれが定番あり、限定ありの3~7種類を提供…一部のお店では飲み比べセットの提供もありましたが、それでも残念ながらとても全部は味わえません。
私は先月訪問させていただいたさくらブルワリーの「スコティッシュエール」から始め、遠野醸造の限定の「白樺ゴールデン」、いわて蔵ビールの「パッションウィートエール」と飲み進めていき・・・最後は銀河高原ビールの「ユキノチカラ」と「スタウト」でした。
10杯以上飲んだのに、まだ飲みたいビールがいっぱい残ってしまいました。
フードも、盛岡市やJR東日本グループのお店が並んでいます。飲めないけれど食べるほうだけで楽しんだ方もいらっしゃったようです。
舞台では、1時間ごとに様々なパフォーマンスが行われていました。各日正午からは、JRおもてなしさんさ踊り。そのほかにもジャズあり、吹奏楽あり、ストリートパフォーマンスありと満載です。
もちろん、出店者さんのPRタイムもあり、それぞれの方のビールの紹介やビールに対する想いなども聞けました。
県内の方はもちろん、首都圏方面などからわざわざ来た方、たまたま通りかかって寄ってみた方など、いろいろな方々が集まり、盛り上がりました。中には、乗る予定だった新幹線を見送って、とことんイベントを楽しんでいく方もいらっしゃいました。
初開催のイベントでしたが、2回目も開催されるのでは・・・と期待しています。そのときは事前告知したいと思っていますので、ぜひ岩手のクラフトビールを味わいにお越しください! 東京駅から盛岡駅までは、はやぶさに乗れば2時間あまりなので、日帰りも十分可能です!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。