西宮の「えべっさん」でヱビスビールを満喫! 「第9回あらえびす夜祭 ヱビスビールフェスタ」(2019/7/9~10)に行ってきました。
神社の境内が、2日間限定のビアガーデンに!
2019年7月9日(火)・10日(水)にえびす宮総本社 西宮神社(兵庫県西宮市。通称 西宮えびす、西宮のえべっさん)で開催された、「第9回あらえびす夜祭 ヱビスビールフェスタ」に行ってきました。
当日提供されたビールは、ヱビスビール、琥珀ヱビス、ヱビス プレミアムブラック、ヱビス マイスターの4種類(ヱビス マイスターは各日300杯限定)。ヱビスビールは1杯250円、他の3種類も300円と、格安です。
ビールブースはサッポロビールの直轄で、同社の社員さんがサービングをしていらっしゃいました。
もちろんビールだけではなく、日本酒や甘酒、ワイン、そして地元飲食店のフードも多数。縁日の屋台も並んでおり、子供たちがはしゃぐ姿も見られました。
私が訪れた7月9日は雨がパラつくあいにくの天気でしたが、傘を差しながら飲み続ける人々や、濡れても構うことなく飲み続ける人々が大勢(ちなみに私は後者でした)。なかなかの賑わいでした。
「十日えびす」と「夏えびす」
西宮神社は、福の神・商売繁盛の神様といわれるえびす様を祀る、全国約3,000の神社の総本社です。
同神社は、毎年1月9日~11日に開催される「十日えびす」で有名ですね。最近では、10日早朝に行われる「福男選び」(開門神事福男選び)が、全国のニュースでも取り上げられます。
一方、十日えびすほど知られてはいませんが、そのちょうど半年後の7月10日は、西宮神社境内にある沖恵美酒(おきえびす)神社、通称 荒戎(あらえびす)神社の例祭日にあたります。
この7月10日を中心に「夏えびす」と題して、子供相撲大会や、LEDライトによる「七夕 天の川」、風鈴市など、さまざまな行事が催されています。ヱビスビールフェスタも、その一環として開催されました。
西宮神社とヱビスビール
ところで、なぜ、西宮神社でヱビスビールなのでしょうか。
えびす様の名前を冠した縁起のよいビールですから、えびす様を祀った総本社で振る舞われても全くおかしくないように思えますが、実はそれだけではありません。西宮神社とサッポロビールには、直接的なご縁があるのです。
サッポロビール本社(東京都渋谷区)のすぐ横に、小さな神社があります。
この恵比寿神社の誕生は、恵比寿ビール発売から4年経った1894(明治27)年。当時の日本麦酒醸造会社(現 サッポロビール)社長・馬越恭平氏が、自社の発展を願って西宮神社からえびす様を勧請し、目黒の工場内に祀ったのが始まりです。
その後、工場は郊外に移転し、跡地は「恵比寿ガーデンプレイス」となりましたが、えびす様はその一角で今もひっそりと、サッポロビールと恵比寿の街を見守っています。
「第9回あらえびす夜祭 ヱビスビールフェスタ」。えびす様が取り持つ、西宮神社とサッポロビールのご縁に思いを馳せながら、広い境内でヱビスビールを満喫できる、素晴らしいお祭りでした。
<開催概要> 名称:第9回あらえびす夜祭 エビスビールフェスタ 日時:2019年7月9日・10日(各日とも16:00~21:00) 場所:えびす宮総本社 西宮神社 〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1-17 TEL:0798-33-0321 Webサイト:https://nishinomiya-ebisu.com/ |
参考文献:端田晶『美味いビールは三度注ぎ!』(ジョルダン、2011年)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。