サンクトガーレン「FRESH HOP IPA」 9/5発売開始!
神奈川県厚木市のブルワリー「サンクトガーレン」から、「FRESH HOP IPA」が9月5日(木)に発売されます。山梨県北杜市産フレッシュホップ「かいこがね」を使ったビール。8月30日(金)から開催の「ヒビヤガーデン2019」では、樽生の先行開栓を予定。その魅力をお伝えします。
目次
かいこがね ~山梨県北杜市で生まれた国産ホップ1号~
山梨県北杜市では、昭和初期から50年以上も継続してホップ栽培が広く行われてきました。「かいこがね」は、北杜市内で発見された日本の種苗登録ホップ第1号。名前の由来は、甲斐(山梨)で、生まれた黄金色(こがねいろ)のホップからです。若い頃は黄金色(こがねいろ)をしていて、成長とともに濃い緑色になります。柑橘系の香りで、金柑を思わせる”和”な雰囲気があるのが特徴。
1993年、輸入ホップが主流になり、北杜市と大手ビール会社との契約が終了しました。そのため、多くの農家がホップ栽培を止めてしまい、「かいこがね」も姿を消していきます。ホップを栽培する「浅川」氏は『義父が発見・改良に関わった、かいこがねの種を絶やしたくない』との想いから、畑の片隅で栽培を継続。しかし、契約終了から20年、誰も使ってくれませんでした。その後、2012年に「浅川」氏の活動を聞いた「サンクトガーレン」が、収穫の手伝いおよびホップの買取りを開始。長い年月を経て、「かいこがね」が再びビールに使われるようになりました。
FRESH HOP IPA ~かいこがねを活かしたビール~
フレッシュホップの魅力を引き出すビールづくり
ホップはビールの主原料の1つで、主に香りと苦味のもとになります。市販のビールに使われるホップの多くは、長期保存できるように乾燥処理したもの。この乾燥処理を行う工程で、香り成分が揮発してしまいます。一方、摘み立てのホップを用いてビールをつくれば、成分を失わずに使うことが可能。ホップは松ぼっくりの様な形状をしており、根元に香りと苦味のもととなる「ルプリン」があります。根元の「ルプリン」を抽出しやすくするため、収穫した「かいこがね」を投入前にむしります。まるで葉を1枚1枚分解するようなイメージです。
ビールの醸造工程において、通常ホップは麦汁の煮沸段階で投入し、ビールの苦味のもとになります。「FRESH HOP IPA」では、通常の投入タイミングとは異なり、下記のタイミングでホップを用いています。
・糖化段階でのホップ投入(マッシュホップ)
2019年は、過去最高の収穫量(約160Kg)となりました。その量を活かしてマッシュホップを実施。ホップの風味がより華やかになります。
・麦汁の煮沸後に投入
理論上、苦味が抽出されないタイミング。苦味を微かにし、シトラスのようなホップの風味だけをビールに凝縮します。
・2次発酵中のホップ漬込み(ドライホップ)
ホップニック設備を用いてドライホップを実施。発酵タンク内のビールを、ホップを詰め込んだホップニックと循環することにより、フルーティーなホップの風味を増し増しにします。
「かいこがね」の繊細な風味を十分に引き出すため、ビールの糖度を極限まで落とし、ドライに仕上げます。大手のドライなビールでも糖度1.5前後と言われていますが、「FRESH HOP IPA」では糖度がほぼ0と極まっています。また、ドライなビールとして、シャープで硬い飲み口をイメージされるでしょう。「FRESH HOP IPA」はタンパク質の多い小麦麦芽やオーツ麦を使用し、クリーミーで柔らかな飲み口にしています。こうして、ドライな飲み口に圧倒的ホップ感ある、まるで“ホップのシャンパン”のようなビールが出来上がりました。
商品概要
「FRESH HOP IPA」の概要は下記の通りです。(WEBサイトより、引用)
[原材料] 麦芽、ホップ
[アルコール] 6.5%
[IBU] 37
[内容量] 330ml
[賞味期限] 90日(要冷蔵)
[JAN] 4560375140061
FRESH HOP IPAの販売とイベント提供について
「FRESH HOP IPA」の発売は9月5日(木)。なお、8月30日(金)から行われる「ヒビヤガーデン2019」では、樽生の先行開栓を予定しています。
ネットショップでの販売
「FRESH HOP IPA」は数量限定ビールとして、「サンクトガーレン」のネットショップにて予約受付中。お届けは、2019年9月5日(木)以降です。
ビアバーでの提供
「FRESH HOP IPA」は、全国のビアバーへも出荷予定。その詳細リストは、9月5日前後にFRESH HOP IPAのサイトで公開予定です。
・厚木 Bakery&Beer Butchers(ブッチャーズ)
サンクトガーレンタイアップのビアレストラン。 8種類の樽生ビールが朝9時から1日中楽しめます。1杯650円~。4種類選べる飲み比べセットもあり。このお店ではサンクトガーレンの限定ビールが、ほぼ確実に楽しめます。 朝は焼き立てパンと一緒に、夜はソーセージなどの手作りシャルキュトリーと供に。住所:神奈川県厚木市中町2‐7‐16 内田ビル1F(アクセス:小田急線 本厚木駅 徒歩5分)
電話:046-259-9125 営業時間: 9:00~22:00 定休日:月曜日
イベントでの提供
「FRESH HOP IPA」を提供予定のイベントは、下記の通りです。
・2019年8月30日(金)~9月8日(日) ヒビヤガーデン 2019《2nd》@日比谷公園 (先行開栓)
・2019年9月12日(木)~16日(月祝) けやきひろば秋のビール祭り @さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
・2019年9月14日(土)~16日(月祝) ロハスフェスタ東京 @光が丘公園
※イベントは日程等変更の可能性があります。事前に各イベントサイトやFRESH HOP IPAのサイトをご確認ください。
「FRESH HOP IPA」は、山梨県北杜市のホップ生産者の想いを、神奈川県厚木市のブルワリー「サンクトガーレン」が形にしたビールです。是非、味わってみてください。
この記事が素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。
■サンクトガーレン有限会社
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