春の訪れを知らせる、サンクトガーレンさくら
ビールに愛された皆さまへ!
春が日に日に近づくのが感じられる今日この頃ですね。
そんな「春」を見事にあらわしてくれるのが、毎年の楽しみになっているサンクトガーレンさくら。
桜餅をイメージしたビール
サンクトガーレンさくらは、桜餅をイメージしたシーズナルビールとして毎年醸造されていますが、2019年からは関東風桜餅から関西方面で好まれる桜餅「道明寺」をより強くイメージした風味にリニューアルしたそうです。
関東の桜餅は、こし餡を桜色の小麦粉の皮で巻き、さらに桜の葉の塩漬けで巻いたもの。関東で生まれ育った私には、こちらの方が昔から食べていて馴染みのあるタイプでした。
一方の道明寺は関西方面発祥ですが、近年関東でもメジャーな存在として親しまれています。薄ピンク色で透明感のある小さな粒のもち米(道明寺粉)の照り、丸く餡を包んだ姿が何とも愛らしく、優しい甘みとモチモチした触感で、こし餡の甘みと葉っぱのほんのりした塩味との絶妙なバランスの上に成り立っている、実に繊細な和菓子です。今や関東風・関西風の仕切りが無くなりつつあり、出身の如何を問わず道明寺の方が好みだと明言する関東人も多くいます。何を隠そう私もその一人だったりします。
実際に飲んでみました
今年のサンクトガーレンさくらを、東京駅にほど近いリカーズハセガワ北口店で発売日(2/20)に購入してきました。(家飲み派のオアシスの1つ、リカーズハセガワさんにはいつもお世話になっております)
まず、ボトルからグラスに注ぎますと、ため息が漏れそうなぐらいにかぐわしい桜の香りが立ちます。これを一年間待っていたという感動に浸りながら、毎年飲める喜びを噛みしめます。
そして注ぎの技術がそんなに無くても、金色の液の上に真っ白できめ細やかな泡が立ちます。グラスに顔を近づけると、もう桜が満開です。(桜餅の香りは花ではなく、葉に含まれるクマリンという芳香成分によるもの。塩漬けにすることで引き出されています)
食用の八重桜とその葉を、一回の仕込み(2340L)に60㎏使用という、超贅沢な使い方。そして、楽風舞(らくふうまい)という酒米を使用し、お米のふくよかな甘い風味をプラスし、小麦麦芽も使用して優しい柔らかい口当たりに仕上げているとのことなのです。
確かに、ふくよかな甘みをホップの苦みで後味をひきしめながら、なんとも丸みのある滑らかな味わいです。味と香り、柔らかな口当たりのカーボネーションで、脳内で立体的に春を感じることのできる、実に「雅(みやび)な味」だと感じました。
八重桜の咲く春の嬉しさ、淡いピンク色の花の愛らしさ美しさを、こんなにまでも絵画的にビールの味わいで表現できてしまうとは、サンクトガーレンさんはすごい!
サンクトガーレンさくら×道明寺
そして近所の和菓子店で道明寺も購入。サンクトガーレンさくら×道明寺の直接対決!・・・ではなく、スペシャルコラボなペアリングを試してみました。さっそく、道明寺を一口。モチモチの食感に、薄い桜の葉の塩漬けの歯ざわりと香り、餡の甘さを楽しみ、口の中に桜の香りが広がります。そしてサンクトガーレンさくらを飲むと、最初は道明寺の香りに負けるかな?と思いきや、飲みこんだ後の桜の香りは、サンクトガーレンさくらからの香りと、強すぎないホップの苦み。味と香りがキュッと引き締まり、後味さっぱり。なんともいえぬ雅なおやつタイムになりました。
ビールで春をたのしむ
サンクトガーレンさんのHPでも、飲めるお店やボトルが購入できるお店の案内があるので、是非チェックしてみてくださいね。そして、軽やかに乾杯しましょう。
「春へようこそ!」
■商品概要
[内容量] 330ml
[原材料] 麦芽、ホップ、米(酒米)、桜(花と葉)
[アルコール] 5%
[賞味期限] 90日(要冷蔵)
[スタイル] ハーブ・スパイスビール
[使用麦芽] ペールエール、ウィート
[使用ホップ] コロンバス(トマホーク) ニュージーランド・ネルソンソーヴィン
[IBU] 17
[初期比重] 1.048
[SRM] 4.2
[JAN] 4560375141099
サンクトガーレンさくら https://www.sanktgallenbrewery.com/sakura/
サンクトガーレンfacebook https://www.facebook.com/SanktGallenBrewery
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。