【JBJAChannel】閲覧注意!?世界初・コオロギビールのお披露目イベントに行ってみました
ビールに愛された皆さまへ!
今日公開のJBJAChannelは、先日こちらでもご紹介した【世界初のコオロギビール】のお披露目イベントのリポートです。
(先日の記事はこちら→https://www.jbja.jp/archives/29013)
イベントは2020年3月15日(土)~18日(水)の4日間。昆虫好きな私は大喜びで初日の午前中からお伺いしました。
ANTCICADAの篠原祐太さんや、遠野醸造の太田睦さんにもお会いすることが出来て、インタビューもさせていただきました。
遠野醸造のスタウトをベースにしたコオロギビールは、ロースト感がとてもよく、焙煎したコオロギの芳ばしいコクのある香りがしっかりと溶け込んでいます。
実を申しますと撮影当日は「コオロギ?どこ?」という感じだったのですが、イベント3日目に2度目でお伺いしたとき特別に「乾燥させただけのコオロギ」を1匹食べさせていただき、「コオロギの味わい」をようやく理解して感じとることが出来ました。虫といえば、なんとなくジメジメした暗いところにいるような雰囲気もあり、あまりいい香りがしない、どちらかといえばクサイなんて思われるかもしれませんが、そんなことはありません。乾かしただけでオツマミになってしまう、おいしい食材なのです。
イベントではコオロギの佃煮も提供されていたので一緒に頂きました。日本を代表する昆虫食としてイナゴの佃煮があるのですが、今回、ここで佃煮に使われたコオロギはフタホシコオロギという種類で、イナゴと比較すると小さくて柔らかく、とても食べやすいのです。脚も触覚もそのままでしたが、No problemでした。
また、今春4月オープン予定の昆虫食レストランANTCICADAではコオロギラーメンというメニューがあるのですが、そのラーメンで使用されるのがコオロギを材料にしたコオロギ醤油です。このコオロギ醤油というのがまた素晴らしい。大豆を使用せず、コオロギと小麦と麹と塩で作られています。イベント会場では小さなボトルで飾ってあったのですが、篠原さんが特別に3種類のコオロギ醤油の味見をさせてくださいました。そして、これがまたすごいのです。
同じフタホシコオロギの徳島と福島でそれぞれ飼育されたもの、ヨーロッパイエコオロギ、という3種類。それ以外の材料・レシピは同じものなのだそうですが、味わいが全然違うのです。「コオロギは与える餌でも味わいが全く変わる」ということを教えていただきました。私は福島の太陽グリーンエナジーさんが飼育したフタホシコオロギの醤油が、旨味が強くてマイルドで一番美味しいと思いました。
ほかにもタガメのブラウニーも頂きました。おしゃれなスイーツのどこにタガメが?と思ったのですが、「ふんわり香る洋ナシのような風味が、タイワンタガメのフルーティーな香りですよ」と教えていただきました。本当に、そうなんです。日本のタガメは苦みが強いと聞いたことがありますが、タイワンタガメはとても爽やかなフルーティーな香りがします。
スタウトとチョコ(とタガメ)ブラウニーはペアリングとして、合わないわけがありません。とてもおいしくいただけました。
今回、【閲覧注意】なんて怖いタイトルをつけてしまいましたが、コオロギの佃煮のアップを映したときに、昆虫っぽい感じが出ているので、もしかしたら苦手な方は嫌な気持ちになってしまうかもしれません。薄目でやりすごして頂けたら幸いです。「いいね!」もしていただけるととても励みになります。よろしくお願い致します。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。