ヘリオス酒造(沖縄県名護市)、本土での生産開始へ。銀河高原ビールの沢内醸造所(岩手県西和賀町)を取得
ヘリオス酒造(沖縄県名護市)が、銀河高原ビールから沢内醸造所(岩手県西和賀町)および隣接するホテル(休館中)を2020年4月1日付で取得しました。4月中にビール・発泡酒の製造免許を申請し、免許が交付され次第、醸造を開始します。
ヘリオス酒造は、泡盛、ビール、ラムなどを製造販売するメーカーです。クラフトビールファンにとっては、沖縄産のゴーヤーによるスッキリとした苦味を楽しめる「ゴーヤーDRY」の印象が強いでしょうか。
同社はビールの生産体制拡大のため、全国で醸造所を探していました。今回、業界内の横のつながりがきっかけとなり、3月で生産を終了することが決まっていた銀河高原ビールの沢内醸造所の取得に至りました。
同醸造所では、ヘリオス酒造の既存銘柄の生産はもちろんのこと、クラフトビール業界を活性化するべく、小ロットでの缶・ビン・ケグのOEM生産も請け負っていきます。
さらには、地元の特徴を生かした新商品の開発も検討中。
同醸造所を銀河高原ビールが運営していたときには、例えばケルシュスタイルのビール「椀子麦酒」(岩手県内および通販限定販売)が製造されていました。ヘリオス酒造からは、はたしてどのような新商品が登場するのでしょうか。楽しみです。
<企業概要> 社名:ヘリオス酒造株式会社 本社所在地:沖縄県名護市字許田405番地 営業種目:酒類および清涼飲料水の製造、販売 Webサイト:http://www.helios-syuzo.co.jp/ |
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