ランチ営業にテイクアウト…飲食業界も「できることをやっていこう」Change.orgの署名運動も
ビールに愛された皆さまへ
新型コロナウィルス感染拡大を予防するため、外出や外食の自粛要請が各自治体などからも出され、昼夜を問わず街は閑散としている今日この頃。
お元気に過ごされていますか?
3月の初め頃は、学校休校で給食の食材や牛乳が余る!卒業式・入学式の縮小・中止でお花屋さんがピンチ!
そんなニュースを聞いて、いつもは買わない牛乳を買ったり、ふだんは家に花など飾らないのにミニブーケや鉢植えを買ってみた方も多かったと思います。
今度は、夜間の外出・外食の自粛要請です。三密(密閉・密集・密接)の回避で感染拡大を予防というのですから、お酒や会話を楽しむ居酒屋やビアバーは完全に当てはまってしまいます。
そうすると、どうしても在宅勤務後に、孤独に家でビールを楽しむしかない・・・お店のオーナーやスタッフ・仲のいい常連さん達とも会えないという、やるせない淋しさがあります。
そうした中、ビールやフードのテイクアウトなどで家飲みを応援してくれるビアバーやブルーパブなどがどんどん出てきています。
目次
Cafe CLUB KEY (鍵屋醸造所)
川崎市鹿島田にあるCafe CLUB KEYは系列の鍵屋醸造所を近所に構えるブリティッシュパブ。街を盛り上げるビジネスとして、先日川崎市から、川崎市空き店舗活用アワード事業「第5回 いらっしゃい!商店街のNEWショップ」で優秀賞を受賞。川崎市からも「飲食だけでなく、地域の拠点として新たな付加価値を生んでいるし地域が元気になる」と称えられています。(東京新聞2020/3/25より)
そんなCafe CLUB KEY カフェクラブキイでは、夕方からのバータイムだけではなく、4月からランチタイム営業と、それと同時にテイクアウトメニューも開始しました。Cafeメニューでも人気のパニーニやフィッシュアンドチップス、フィッシュネスサンドを持ち帰って家でも楽しめます。ランチビールも魅力ですが、ボトルビールをネットで注文して店舗で受け取ることが出来るのでこちらも利用したいですね。
Cafe CLUB KEY カフェクラブキイ https://www.facebook.com/cafeclubkey
KKCB 京成小岩クラフト酒店
京成小岩駅から徒歩2分。この街で唯一のクラフトビールを楽しめるKKCBでは、買って帰ることも出来る立ち飲みの屋として、販売とキャッシュオンのバースタイルで通常営業をしていましたが、テイクアウトにも力を入れるようになりました。それが、「持ち帰りボトルビール5%OFFサービス」(コロナ収束までの期間限定)です。店内には魅力的なクラフトビールや日本ワインのボトルや缶が揃い、開栓料を支払って店内で飲めるのですが、持ち帰りも可能。今回はさらに価格から5%割引が適用されます。大きなボトルビールもあるので、かなりお得になるかも!
※4月第2週よりテイクアウトと配達専門に切り替えて営業とのこと。詳しくはKKCBのFACEBOOKページをチェックして下さい。
KKCB 京成小岩クラフト酒店 FACEBOOKページ https://www.facebook.com/kkcb.tokyo/
注文を受けてから作るタルトフランベも人気メニュー。「家に帰って家族で食べます」と電話注文をしてから取りに来た常連の女性客は「一人なら絶対アンチョビだけど、中学生の甥っ子もいるので」とエビとブロッコリーのフルサイズを注文。きっと食卓が楽しくなったことでしょう。
KKCBのオーナーの池田大輔氏は、「休業に甘んじて補助金などの支援を受けるだけではなく、自分が出来ることはしっかりやっていきたい。次世代に借金を強いるようなことはしたくないから」と、今後のことを考えたうえで語る。
さらに、チャレンジを続ける店舗も
ほかにもテイクアウトメニューを新たに始めているビアパブやブルーパブ、居酒屋が増えています。ボトリングしたビールの持ち帰りもできるところがあるので、ぜひwebページやSNSでチェックしてみてください。そして、是非家飲みビールをネット注文で取り寄せ、私たちも出来るところから応援していきたいですね。
Change.orgでは飲食店倒産防止対策の署名が始まっています
SNSなどでシェアされているので、目にしたことがある方も多いかと思いますが、Change.orgでは、緊急案件として新型コロナウィルス感染防止拡大を防ぐ自粛要請等により、飲食業を営む企業を補償するよう要請する署名運動を始めています。現在確認できるのは一時的な貸与(つまり借金)によるものしかありません。世界的に見れば、当然のこととして国が損失補償をしているところもあるのです。是非、少しでも世の中の動きが良い方向に動くように、飲食店倒産防止対策の署名運動にご賛同ください。
もちろん、各企業・店舗でのいわゆる企業努力というものは必要ですが、それでは賄いきれないほどの損失を余儀なくされているのは誰の目から見ても明らかです。ユーザーである私たちが少しでも買い物をすることでわずかばかりでも応援することも大切ですが、このような公的な働きを求めるというキャンペーンに賛同することも、応援の一つの形だと考えます。
もう少し経ったときに「あの時は大変だったね」と、ビアパブで笑いあえる日が来ますように。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。