石川県金沢市の「オリエンタルブルーイング」が、新作ビール「UNITE（ユナイト）」の発売を開始しました。爽やかなホップの香りと苦味が印象的なIPA。全国的に外出自粛が呼びかけられている現在、友人とのオンライン飲み会や家族との団らんなどで「心と心をつなぐビール」として、文字通り“一致団結”をコンセプトに造られました。

進化と団結の決意を込めて

オリエンタルブルーイングは、2016年3月に創業したブルワリーです。醸造所を併設した1号店を、金沢市の「ひがし茶屋街」近くにオープン。現在、金沢市の湯涌温泉地区に新設した醸造所をメインに醸造を営み、ビールは香林坊店、金沢駅店を加えた3店舗の直営店で提供しています。

湯涌温泉エリアの名産品「金沢ゆず」を使った「湯涌ゆずエール」、アメリカンホップの「シトラ」のみを使ったセッションIPA「シングルホップシトラ」、加賀棒茶を合わせたスタウト「加賀棒茶のスタウト」といった、土地の特色を生かしたビールが特徴です。

新作の「UNITE」は、「シムコー」ホップを中心に使ったIPA。パイナップルを思わせるトロピカルなニュアンスを持つ柑橘系の香り、ホップの苦味が特徴です。「外部環境の劇的な変化に合わせて進化していこう。みんなで外出を控え、団結（UNITE）して新型コロナウイルスに対抗していこう」という決意を込めたといいます。

名前通りチームの団結ももたらした「UNITE」

オリエンタルブルーイング湯涌醸造所とチーム一同。前列右から2番目が代表取締役の田中 誠さん

──オリエンタルブルーイングの、現在の状況を教えて下さい。

田中：4月上旬より、直営の3店舗を閉鎖しています。また、主要な外販先であった市内の酒販店、飲食店も軒並み閉鎖し、ネット通販がほぼ唯一の販路になっています。

新型コロナの影響が、いつまで続くかわからない状況のため、飲食業中心の事業展開から、ネット通販と小売を中心に据えるべく、社内の変革を図っています。

今回、定番4種の瓶ビール以外を初めて瓶詰めし、「UNITE」オリジナルのラベルも作りました。「UNITE」を造ることで、今まで以上にチームが一丸となったと実感しています。

──今後はどのような“進化”を考えていますか。

オンラインのイベントや情報発信を強化していく予定です。「UNITE」をきっかけに、オンライン飲み会での選択肢に、弊社以外を含めた様々なクラフトビールが選択肢になることを祈願しています。

「UNITE」商品概要

ビアスタイル：IPA
原材料：麦芽、ホップ
アルコール度数：6%
IBU：60
税込価格：瓶ビール6本セット 3,150円／瓶ビール6本セット 期間限定ビール UNITE込み 2,950円／瓶ビール30本セット 期間限定ビール UNITE込み 11,770円
購入方法：オリエンタルブルーイング オンラインショップ

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