ボルシチとベルギービールのペアリング
ロシアの家庭料理であるボルシチを妻の指導の下で作ってみました。
ボルシチに合いそうで、比較的手に入りやすいベルギービールのシメイレッドとシメイブルーの2つでペアリングをしてみました。
ボルシチは、旧ソ連のウクライナや東ヨーロッパが発祥で、ウクライナ語でボルはビーツ(赤かぶ)が語源でシチはスープが語源でビーツのスープとなるそうです。ボルシチは、元々野菜スープでキャベツ、ニンジン、ビーツ、ジャガイモ、タマネギが基本材料です。キャベツは、夏は生キャベツ、冬は発酵させた漬物のキャベツを入れるそうです。ボルシチに肉を入れるときは、お祝い事や記念日等の特別な日にのみ入れるそうです。
ボルシチのレシピ
牛肉340g、ニンジン1本、タマネギ1個、ビーツ1/2個、キャベツ1/₄個、ジャガイモの代わりにサツマイモ1/₅個、賽の目切りにする。
タマネギ、ニンジン、ビーツはみじん切りにしておく。次に鍋に水3/4と牛肉を塊のまま入れ蓋をして強火で茹でてだしをとる。 牛肉を茹でてる間にフライパンにオリーブオイル大匙10杯とバター大匙10杯でタマネギに焦げ目がつくまで炒める。
焦げ目がついたらニンジンとビーツを入れて炒める。その間、鍋の中のあくを取り、弱火で煮込む。痛めた野菜がしんなりとなったところで、好みにより、トマトピューレを入れて汁がなくなるまで炒める。
鍋のあくがなくなったら。ローリエ3枚、塩大匙2杯、サツマイモを入れ中火で沸騰するまでさらに煮込む。その間、キャベツを千切りにする。
沸騰したら牛肉を取り出しスライスし、鍋に戻す。その時に、フライパンで痛めた野菜を鍋に移すし、キャベツを入れる。沸騰したら、弱火で30分煮込み、パセリ等のハーブを散らして完成。
お好みに合わせサワークリームやマヨネーズネギを散らしても良い。本当に簡単に作れます。材料や味付けはすべて目分量ですが、誰でも上手く出来ると思もいます。
ボルシチは、ビーツや野菜の甘みと炒めた時の香ばしさ肉のうまみ、そしてトマトピューレとマヨネーズを使用したので酸味と塩味が混ざりました。今回どちらかと言うと酸味と塩味が強く感じました。1晩ねかせれば甘みとうまみが増して全体の調和とれ良くなる思います。
ペアリング
シメイレッド
ボルシチの酸味と甘みを和らげてかつボルシチやビールそのもの味を損なわなかったです。
シメイブルー
シメイレッドとほぼ同じく酸味と甘みを和らげていますが、少しビールの重さが残る感じがします。おそらく、1番寝かせたボルシチであればこの重さも軽くなると思います。
まとめ
この他、ボルシチに合うベルギービールは、ビールの色がブラウン系のビール、デコーニング、ドシャス デ ブルゴーニュ 、レフ ブラウン等。ランビックビール、カンティヨン グース等。フルーツ系ビール、ブーン クリーク。リンデマンス カシス等。
是非作ってご自身のお好きなビールとペアリングはいかがですか。
次回は、ピリミーネとベルギービールペアリングを紹介します。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。