ブリネィーとベルギービールのペアリング
ロシアの家庭料理とベルギービールのペアリング第2回目は、予定を変更しロシア料理ブリネィーとベルギービールのペアリングを紹介します。ピリミーネは、第3回になります。 予定変更をお詫び申し上げます。
さて、ブリネィーはロシアの習慣であるポストが始まる7日前から始まる迄食べる料理です。ポストとは、季節の変わり目に行う全ての動物性食品を食べない時期のことを言います。ブリネィーは、今ではポストに関係なく朝食や夕食として一般の家庭やホテルで食べられています。一言で言うとロシア風クレープです。ポストは、元々季節の変わり目に風邪の予防のために行っていたそうで、今ではダイエットの意味として使われています。
ブリネィーのレシピ
卵3つと牛乳400㏄(40℃に温めてください)、米粉(小麦粉でも良い)200g、重曹小さじ1杯とクエン酸小さじ1杯(重曹とクエン酸がなければ炭酸で代用可)、オリーブオイル50g、砂糖大匙3杯、塩一つまみ。材料を混ぜます。もし時間が無ければホットケーキの素を使用しても良いです。但し、粉っぽいので少し炭酸水を入れて下さい。それから、オリーブオイルは必ず入れて下さい。
フッ素加工したフライパンをやや強火で加熱しておきます。そこにオリーブオイルを入れます。
お玉2杯をフライパンに入れます。1枚目は、フライパンに入れたオリーブオイルで焼きますが、2枚目以降は生地のなかに入れたオリーブオイルを用います。生地のオイルが少なくなったら適宜追加してください。
ブリネィーは、太陽を表しているそうなので、円形で片面だけを焼いてください。焼き上がりは、巻いて棒状にするほかに半分に折ってさらに半分に折る扇形もあります。
さて、ブリネィーの食べ方はいろいろあります。生地は甘みをわざと抑えています。朝は、ヨーグルトとハチミツ。お好みに合わせてジャム。夜は、イクラやかスモークサーモンをのせて食べるのがロシア流。その他、ハムやソーセージを添えても良いです。大切なのは、生地は甘すぎてはいけません。
ペアリング
ビールはすべてベルギービールJapanで購入しています。
リンデマンアップル
初めは、朝食又はおやつ用として試してみました。ヨーグルトとハチミツをかけたブリネィーとのペアリング。ビールもブリネィーも甘くさらにビールはリンゴの味や香りがありジャムがない場合の代用となります。今回はリンデマンアップルを使用しましたが、フルーツビールであれば良いと思います。
ビーケン
ヨーグルトとハチミツとラズベリージャムをかけたブリネィーとのペアリング。ビーケンはハチミツ入りのビールでラズベリーの酸味と砂糖の甘みをビールの苦みと優しいハチミツの味で全体の風味を壊さず丁度良い塩梅になっています。
ブリネィーグリゼット・ブランシェ
次に夕食やおつまみとして試してみました。イクラをのせたブリネィーのペアリングです。グリゼット・ブランシェは、ホワイとビールです。コリアンダーのスパイスがイクラの臭みを和らげてまた、ビールの小麦の甘さとイクラの塩見が甘さを引き立てます。
スーパー8 ブロンシュ
今回、同じホワイトビールのスーパー8 ブロンシュでもペアリングをしましたが、グリゼット・ブランシェ と同様によく合いました。
まとめ
ブリネィーは、いろいろな食材をのせることができます。今回は、ヨーグルト、ハチミツ、ジャム、イクラを用いました。この食材は、ロシア人が良く食べる食材です。この他、スモークサーモンや、生ハム、ソーセージやツナ缶等やチョコレートソースやアイスクリームやキャラメルソースやチョコチップやリンゴやオレンジ等の果物を乗せても良いです。乗せた食材に合わせてビールをペアリングすればブリネィーの味が広がるのを感じることができると思います。食材に合わせてビールとのペアリングは如何でしょうか。
第3回は冒頭お伝えしました通りピリミーネです。これは、簡単に言いますと餃子のような食べ物です。宜しくお願いします。
ビール購入店
ベルギービールJapan
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。