【ビールのある風景in岩手⑰】岩手にも春到来! 盛岡市で今年も「材木町よ市」が始まりました
盛岡市に春を告げる「材木町よ市」開幕
4~11月の毎週土曜日の夕方、岩手県盛岡市の材木町では「材木町よ市」が開催され、約430メートルの商店街が歩行者天国になり、沿道は100店舗以上の露店で賑わいます。お祭りのような雰囲気になった通りを歩きながら、旬の農産物をお手頃価格で購入したり、様々なグルメを味わうことが出来る今年で48年目を迎えたイベントです。
昨年は4月の開幕は延期となりましたが、今年は例年のスケジュール通り4月3日に開幕。すでに3回実施されています。
開幕日は初日ということに加え穏やかな陽気だったこともあり、かなりの人出で遠方からの方にもお会いしました。その後の土曜日は寒かったり風雨の日に当たったこともあり、人はやや少なめになりました。でもその分、今後の出品予定や山菜の調理方法などをゆっくり聞いたりすることが出来たり、おまけも付けていただけることがあったりという利点もあり、盛岡にいると天候にかかわらずついつい毎週のように訪れてしまう場所です。
ビール好きの楽しみはもちろんベアレン醸造所のビール!
毎週のように「材木町よ市」に通う一番の理由は、ここでベアレン醸造所のビールを飲むことが出来るからです。
少しお得な価格で数種類のベアレンのビールを飲むことが出来るだけではなく、定期的に通うことによって自然と顔なじみになった方々にお会いする楽しみもあります。
…と言っても「ベアレンのビールが好きで飲みに来ている」という良い意味で緩いつながりなので、ベアレンのビールが好きになった方なら、初めての方がひとりでふらっと来ても溶け込みやすい空気があります。スタッフでなくても、不慣れな方を見ると暖かく声をかける常連の方もいらっしゃいます。他の場所でたまに感じることがある、常連でないと居心地が悪くなるような閉鎖的な雰囲気はありません。ここで一緒に乾杯したらもう仲間!です。
天気が良ければ一番のお勧めはよ市の時間に外の路上で味わうビールですが、それ以外にも毎週土曜日のビールの楽しみ方があります。ベアレン醸造所がビールを販売している場所の奥にある直営店「ビアパブベアレン」は、現在は通常営業は行っていませんが、よ市開催期間はよ市に合わせ毎週土曜日に12:00から営業しています。
15:00まではよ市価格での通常営業で誰でも利用出来、フードの販売もしています。人が少なめの早い時間に飲みたい、少しでも長くビールを飲みたい、座ってビールを飲みたい方はよ市開催時間前からここで飲むことが可能です。また自由なスペースとしては誰でも19:00まで利用することが出来るので、雨の日や寒い日などは店内利用もお勧めです。
また、お店の裏側にも今年からちょっとしたスペースが出来上がりました。川沿いの空気とともにビールを味わいながら、ここで小さなコミュニティを作るのもいいかもしれませんね。
なお、写真のジョッキは私専用のマイジョッキです。マイジョッキを店舗に保管しよ市の開催ごとに使用して楽しむことが出来る「ジョッキ倶楽部」は、現在も入部の申し込み受付中です。
「ジョッキ倶楽部」に関しては以前に神泡タクロウBJが詳しい記事を書いています。よ市でのベアレンビールの販売についての説明もあるので、是非そちらももう一度お読みください。
ベアレン醸造所にみる地域とビールの繋がり方vol.1 【材木町よ市ジョッキ倶楽部】
特に注意してほしいこと・・・
◎昨年は4月の開幕を延期のあと、GW明けに農産物を扱う10数店舗の出店でようやく開幕。7月にやっと店で調理した食品や酒の販売が始まったという経緯がありました。
今年は通常の開幕を迎えたとはいえ、以前は大丈夫だった「飲み歩き・食べ歩き」は禁止というルールがあります。購入したものはその場で食べるか持ち帰りをすることになります。
今年の「材木町よ市」を11月まで無事に楽しむためにも、ここでのルールは必ず確認して守るようにしましょう。
◎体調や周囲の状況をその都度考えて、無理に来場するのは絶対に止めるようにしてください。
◎よ市の開催時間は15:10~19:00となっていますが、お店によって売り切れや天候事情等による早じまい等もけっこう見かけます。ゆっくり楽しむためにも、なるべく早めの来場をお勧めします。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。