「作ってみたい」気持ちはわかるけど…
先日、ビールが好きという若い編集者と話をしていて、
『ベルギービール大全』のことに話が及んだ。
そしたら彼は、
「ビール作れるキット売ってるのみたことあるので作ってみたいんですよ」
と言っていろいろ聞いてきたので以下僕との会話を。
「アルコール度数1%以上のものは作ってはいけないんですよ」
「えっ!それはどう調整するんですか?」
「一言で言うと、砂糖の量をどかんと減らす」
「するとアルコールが含まれてない、だとおいしくないわけでしょ?」
「作ったことないからわかんないけど、うまくないんじゃないの」
「でも、どうせ自分で飲むだけならバレないからいいんじゃないすか。
作ってみようかなあ」
「普通に売ってるようなビール作るのは、れっきとした違法行為よ。
わかりやすく言うと、密造酒」
「おっとコウエー!!」
「いやまじで、きっちり罰則あるんだっての。捕まるよ、ほんとに」
「またまた〜(笑)」
「ほんとよ。マリファナの自家栽培と同じなんだから」
と冗談っぽく会話が次のネタに流れてしまったので
一応、自分でもちゃんと知っておこうと思って、
ウィキペディア見てみました→密造酒
ふむふむ、無免許で製造した者は酒税法第54条により
<5年以下の懲役又は50万円以下の罰金>なんですね。
ブルワリーの方々が大変な思いで税金の縛りで作っているビール。
ゆめゆめ、ビールを愛するものが、
違法行為を犯してビールを穢す事なかれ。
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