音楽フェスとビール「Michael Kanekoインタビュー」fromハイライフ八ヶ岳AIDラジオ
フェスやライブ会場で、好きな音楽に身を委ねてビールを飲むのが至高の時間という人にとっては、あと少し。もう少し。先が見えにくい辛抱が続いてる。
「ビール」と「音楽」の恋仲は、一方通行の片思いではないはず。思うような活動が出来ない互いの現状をどう思っているのか。
ビアジャーナリストとして、醸造家や飲食店など「ビールを届ける人」の声を聞く機会は多いが、今回「音楽を届けるアーティスト」の声が聞きたくなって、Michael Kanekoにインタビューを行った。
ハイライフ八ヶ岳 AIDラジオ
photo : 平林岳志
インタビューを行ったのは山梨県北杜市の女神の森セントラルガーデン。
本来であればこの日、『ハイライフ八ヶ岳』という野外音楽フェスが開催される予定だった。
コロナ感染拡大防止のため、今年のイベント開催は延期に。
急遽、無料・無観客配信ライブとして行われた『ハイライフ八ヶ岳 AIDラジオ』出演後のMichael Kanekoに少しだけ時間を貰い、ビールと音楽について、いま感じることをたずねてみる。
[期間限定]ハイライフ八ヶ岳 AIDラジオ配信アーカイブ https://youtu.be/q3VOGc3Ym48
Michael Kanekoインタビュー
photo : 平林岳志
音楽とビールの共演『SNOW MONKEY BEER LIVE』でもお馴染みのMichael Kaneko。居酒屋のジョッキ生ビールはもちろん、IPAやペールエールなどクラフトビールも好きだという。
「フェスや音楽にとって、ビールとは?」ストレートに聞くと
「美味しい料理やお酒と音楽は文化の一部。今は全国的に、お酒が飲めない状況なのが残念です。」
率直な感情を話してくれた。
「なんで?という思いはあります」
ニュースで取り上げられる飲食店の状況や、音楽ライブの開催賛否。現状への疑問を抱えながらも、
「音楽が届けれれるならどんなカタチでも構いません」と、
開催予定だった野外ライブが無観客配信に変更になっても、しなやかに対応するその姿勢は明るく、今、出来ることに前向きだった。
本当に心地よいライブの後だったこともあり、アーティストが音楽で語る以上にコメントを求めるのは、音楽とお酒を一緒に楽しみ難い現状へのモヤモヤを代弁させたがっているように思えて、八ヶ岳のビールに話題を変えると、「うちゅうビール」はまだ飲んだことがないらしく早速スマホでどんなビールなのか調べ始めるMichael Kaneko。
自身の曲で、ビールにマッチする楽曲を聞くと、「全部合う気がするけど、夜の雰囲気だと『These Nights』なんかはいいんじゃないかなぁ」と、少し照れくさそうに紹介してくれた。
These Nights [YouTube Official Audio]
https://www.youtube.com/watch?v=dRmVo-4rEBg
Better Together.来年ここで会えるように
来年ふたたび『ハイライフ八ヶ岳』が開催され、Michael Kanekoの音楽が標高1600mの絶景を背景に聴けることを切に願う。
その時、片手にビールを持ちながら身体を揺らすことはできているだろうか。
「来年への準備をしませんか?自分も音楽をつくり、更にいいライブが出来るようにします!」とメッセージをくれたMichael Kaneko。
延期になったイベントが開催されたあかつきには、朗らかに音楽やビールの話がしたい。
■ハイライフ八ヶ岳公式サイト https://hi-life.jp/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。