[テイスティング]2012.11.20

ビールに合うレシピ③パブ飯の定番「シェパードパイ」

ヨーロッパやアメリカでは「ビールと料理の組み合わせ」を「ペアリング」と呼び、多くの人々が様々なパブやレストラン、そして家庭で楽しんでいる。

ビールに合う料理は「ピリ辛、脂っこい、塩辛い」だけではないのだ。

美味しいビールは、合わせる料理によって一段とその魅力が増していく。

本コラムでは、回を分けて「ビールに合う料理」レシピを紹介している。

その第2回はパブ飯でフィッシュ&チップスに並ぶ定番「シェパードパイ(シェーパードパイ)」だ。

シェパードは「羊飼い」の意味なので羊肉(ラム)で作るのが本格的なレシピだが、手に入りやすい牛肉でも充分に美味しくできる。

「シェパードパイ」

材料
じゃがいも 2個
バター 大さじ1
牛乳 大さじ1と1/2
ベーコン 2枚
玉ねぎ 1/2個
ニンニク 1~1/2個
牛挽肉 200g
タイム 少々
小麦粉 大さじ1/2
ウスターソース 大さじ 1と1/2
トマトピュレ 大さじ 1と1/2
塩・コショウ 少々
バター 適量

作り方
・じゃがいもは水から、竹串がスッと通るまで茹で、皮をむいて潰し、バターと牛乳を混ぜる。
・みじん切りにした玉ねぎとニンニク、1cm程度に切ったベーコンを炒める。
・牛挽肉とタイムを加え、充分に火が通ったら小麦粉を加え混ぜる。
・ウスターソースとトマトピュレを加え、焦げ付かないように弱火で煮込み、塩コショウで味を調え、具が完成。
・耐熱ココットやテリーヌ型に薄くバターをひき、具を詰める。
・具の上にマッシュポテトを載せ、フォークやスプーンで模様をつける。
・オーブンまたはオーブントーストで表面に焼き色がつくまで焼く。
(オーブンの場合は220℃で15分程度、オーブントースターの場合は表面にアルミホイルをかけ10分程度焼いた後、ホイルを外して5分程度焼く)


フォークを使って柄を描き、編み込み模様のような焼き目がつけることも出来る。

イングリッシュ・ペールエールがピッタリ。
ポーターやスタウト、ブラウンエール、スコティッシュエールも合う。
ダブル・ボックやシュバルツ、アルトといった、モルト感のあるドイツ系ラガーにも相性が良い。

アツアツでなくても美味しいので、作り置きしておくと便利だ。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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