クラフトビールの街「横浜」を巡り飲む【ビアバイクツーリズム】体験レポ★後編
2021年12月より横浜の街を「ビアバイク」が定期的に走行します!「ビアバイク」は公道を走ることができ、同時にビールも飲める「カウンター式自転車」、運転手がその舵を取り、対面式のカウンターに座った6人がペダルをこぐとそれが動力となって動く仕組みです。
海外オランダ発祥の乗り物ですが、今回ご紹介するのはなんと「横浜オリジナル」バージョン!乗ってこいで「歴史ある街並み~未来的な建物や海の景色を堪能し、地元クラフトビールを味わい、醸造所見学まで楽しめるツーリズム企画」という贅沢な体験会に参加しました。そのレポートを前編・後編に分けてお届けします。
11月20日公開の前編では、みなとみらいの埠頭に位置する横浜ハンマーヘッド内NUMBER NINE BREWERY 醸造所見学の様子、そして実際にビアバイクに乗車してこいだ場面をご紹介。今回は、その続きの後編レポートです!
前編はこちらから⇓
~ここから後編スタート~
30分ペダルをこぎ続けて見えてきたのは緑色の看板 … 関内・桜木町・馬車道からほど近い横浜ビール醸造所併設の地ビールレストラン、驛の食卓(うまやのしょくたく)。
1999年に創業、23年目を迎える店舗の1Fがカウンター席と醸造所、2階はテーブル席が並ぶ広々したスペースになっています。近隣の住民や働く方達に親しまれ愛され、ランチそしてディナータイム共に賑わうお店です。
今回は醸造所見学の特権で、通常はブルワーのみが出入りする特別な扉をくぐり作業スペースへと進みます。

一般には解放されていない醸造スペースへ向かった報道陣。テーブルに用意された試飲ビールに歓声が上がります。
試飲用のクラフトビールがずらり!あれ?他にもたくさんカップが並んでいる…!?
その中身はビールの材料「麦芽」と「ホップペレット」。それを使ったビール醸造過程と、さらにはチェコから取り寄せた醸造設備について解説をしてくれたのは醸造長の深田優さんです。

ビアバイクを企画した「横浜ビール」広報ゼネラルマネージャー横内勇人さん(左)、醸造長の深田優さん(右)

色も香りも異なる3種のできたてクラフトビール。各ビアスタイルの発祥地から原料を取り寄せて醸造しているそう…造り手の話を聞きながら飲むと美味しさも深まる…!

「クリスタルモルト」(左)は甘味がある麦芽。「チョコレートモルト」(右)は焙煎してあるために色が濃くコーヒーのような香り。ビールの色合いはこの麦芽の焙煎具合で決まります。

乾燥したホップを粉砕し固めた「ペレット」、一見ウサギの餌の様に見えますが(?)ビールの苦みや香りを形成する大事な材料です。ホップの品種は異なっており、左はモザイク、右がザーツ。嗅ぎ比べると「香りが全然違う!」

23年前チェコから取り寄せたというビール醸造設備。その時を経た美しさに、一同ため息。世界のビールの歴史を間近に感じることができるのも、醸造所見学の醍醐味です。
醸造について学んだ後は「ビアバイクに関する質疑応答」30分。ビアバイクの席に座り、ペダルはこがずにじっくり伺いました。

2020年の「横浜ビール」「REVO BREWING」「NUMBER NINE BREWERY」3つの醸造所を巡るビアツーリズムが、最初の「横浜オリジナルのビアバイク」プロジェクトでした。カウンターサイドに印字された醸造所3社のロゴを見るだけでもワクワク☆
横浜ビール広報担当の横内さんが、ハワイで6年前に出会った「ビアバイク」の乗車経験で気づいたその楽しさとは「非日常を体験できること」
これが、横浜オリジナルのバイク作成のきっかけになったそうです。乗り合わせた仲間と力を合わせてペダルをこげば、さわやかな海風を感じ、公共空間を含めた横浜の街の魅力を存分に体験できます。また『Withコロナ』でも楽しめることもポイントだと考えたとか。
そして「横浜をクラフトビールの街へ!」という目標もあるそうです。
もともと「日本におけるビール文化発祥の地」とされる横浜には、年々新しい醸造所も増えており、クラフトビールを横浜の文化として根付かせ、発展させよう!と横浜のブルワリーが集まり運営しているのが「YOKOHAMA Craft Beer Marche(ヨコハマクラフトビアマルシェ)」。今回の「ビアバイクツーリズム」主催者なのです。
さて体験会最後のメニューは「宿泊プラン」利用のホテルの内覧会です。
2015年に開業した「HOTEL EDIT YOKOHAMA/ホテル エディット 横濱」は、横浜ビールの道の向かい側にありました!「自分らしい旅を編集する」をテーマに掲げ、コンパクトで使いやすい部屋のみならず、館内にはライフスタイルショップ、レストラン、バー、サービスオフィスが併設されており「旅と同時にビジネスも楽しめる」工夫がそろっていることを実感。

「ホテルエディット 横濱」支配人の秋山龍さん(中央)体験会は「昼組」「夜組」に分かれており筆者は「昼組」でしたが、ここから「夜組」も合流して一緒に説明を受けます。

清潔感のある広さ18㎡のツインルーム。ベッドの奥側とベンチが一体になっているデザインが新鮮。全体的にコンパクトでスタイリッシュ、かつ居心地良さそう。

窓のカーテンを開けると、向かいに見える「驛の食卓」クラフトビールを飲みたくなったら、すぐに出かけて飲める・買える!最高の立地。

1Fレストラン「NOUMU」で、飲んだ翌日にぴったりなヘルシーな朝食を頂けるのは魅力的。

可愛らしいクリスマスムードのデコレーションはホテルの外からも楽しめました。
「昼組」6人の体験はここで終了。14時~16時半までがあっという間…かつ大満足の内容でした。
次に乗り込むのは「夜組」メンバー。その前に、運転手・ガイド・ミュージシャン達は再びビアバイクに乗り込みスタンバイ。彼らにはもうひと仕事が待っているのです。

生演奏の準備を開始するミュージシャンたち。ふと足を止めてクリスマスソングに耳を傾けていた近隣の方もいました。なお、夜に走行する際はバイクにライトが灯ります。

横浜ハンマーヘッドのNUMBER NINE BREWERYに向かう後半体験会の「夜組」を乗せたビアバイク。
美しいみなとみらいの景色の中に小さくなっていくビアバイク。にぎやかな音楽と歓声も少しずつ遠ざかっていきます。名残惜しくて…その姿が見えなくなるまで、こいだ仲間達と見送りました。
前・後編に渡ってお届けした体験レポートはこれでおしまい…今度はみなさまが楽しむ番です。
実は「夜のビアバイク」に参加したくなっている筆者(笑)もしもご一緒したならば…力を合わせてこいでこいで、ぜひ乾杯いたしましょう!
横浜ビアバイク WEBSITE
最新情報は上記リンク先ウェブサイトにてご確認ください。
ビアバイク走行スケジュール(過去情報)
①【YOKOHAMAミッドナイトHAR★BARビアバイク】
日程:2021年12月4日、12月11日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3076482
②【2か所のブルワリー見学付きビアバイクツーリズム】
日程:2021年12月25日、2022年1月22日、23日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3076484
日程:2022年2月26日、27日、3月26日、27日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3080585
③【横浜の旅行会社とコラボ企画プラン】
ビアバイク乗車・クラフトビール醸造所見学が楽しめる!
贅沢な食事付き・ホテルエディット宿泊付き各種プランもあり。
(5000円~24000円)
日程:2022年1月15日、2月5日、2月12日、3月5日、3月12日
申込予約サイト https://joshitabi-kanagawa.jp/tour-list/
※日程リストの中からご希望のプランをご確認ください。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。