ビール広告、撮影の話ー2
前回に続きまして、ビール広告撮影の話。
その「アートマイザー」ですが当たり前だけど別に
冷たくなんかない。
油なのでぬるっとしています。
瓶や缶に吹きつけた後、そこを触ったりすれば、
べとっと跡がつきもう復旧不可能で、その仕込みはパー。。。
新しい物かいったんすべてきれいにふき取ってやり直し。
これは普通の水滴と同じです。
では触らなければ万事オッケーかというとさにあらず。
旨そうに見える水滴を吹きつけるのって、一筋縄ではうまくいかない。
強くプッシュすれば水滴は細かくなりすぎたり、
弱すぎると大粒でぼとっとついたりします。
写る部分しか吹きかけませんが、それでも
左右で粒の大きさが違っているとおかしいでしょう。
まあ、雑誌のタイアップ撮影程度でもかなり時間かかります。必死です。
またグラスの場合は、泡が強敵!
お酒全般のタイアップ記事を担当した中で
ビールでしっかり撮影したのを覚えているのは
いまはなきサントリー「ビア吟醸」と、
キリン「一番搾り」が出た時ですね。
キリンは、しろあがり寿さんが、
宣伝部デザイナーとしてラベルを担当してたんですよ。
ってな話などまた次回に続きます。
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