[イベント]2010.12.14

ビール広告、撮影の話ー2

前回に続きまして、ビール広告撮影の話。

その「アートマイザー」ですが当たり前だけど別に
冷たくなんかない。
油なのでぬるっとしています。
瓶や缶に吹きつけた後、そこを触ったりすれば、
べとっと跡がつきもう復旧不可能で、その仕込みはパー。。。
新しい物かいったんすべてきれいにふき取ってやり直し。
これは普通の水滴と同じです。

では触らなければ万事オッケーかというとさにあらず。
旨そうに見える水滴を吹きつけるのって、一筋縄ではうまくいかない。
強くプッシュすれば水滴は細かくなりすぎたり、
弱すぎると大粒でぼとっとついたりします。

写る部分しか吹きかけませんが、それでも
左右で粒の大きさが違っているとおかしいでしょう。
まあ、雑誌のタイアップ撮影程度でもかなり時間かかります。必死です。
またグラスの場合は、泡が強敵!

お酒全般のタイアップ記事を担当した中で
ビールでしっかり撮影したのを覚えているのは
いまはなきサントリー「ビア吟醸」と、
キリン「一番搾り」が出た時ですね。
キリンは、しろあがり寿さんが、
宣伝部デザイナーとしてラベルを担当してたんですよ。
ってな話などまた次回に続きます。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

石黒 謙吾

著述家・編集者・日本ベルギービールプロフェッショナル協会 理事

1961年 金沢市生まれ。
映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』、『2択思考』『分類脳で地アタマが良くなる』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『CQ判定 常識力テスト』など著書多数。三輪一記氏と共著に『ベルギービール大全』『ベルギービール大全<新>』がある。プロデュース・編集した書籍も、『ジワジワ来る○○』シリーズ(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』(ナガオカケンメイ)、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)、『ネコの吸い方』(坂本美雨)、『純喫茶へ、1000軒』(難波里奈)、『凄い! ジオラマ』(情景師アラーキー)など、ジャンル多彩に200冊以上。

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