[イベント]2010.12.22

ホットビール

先週クリスマスビールについて書きましたが、この時期に忘れてはいけないのがこちらも冬季限定のホットビール。
ドイツやフランスなどで飲まれるグリューワイン(Glühwein)のビール版で、わかりやすく言えばお燗するビール。
ベルギーではクリスマスマーケット(写真はティママンの屋台にて)などで一杯ずつ提供しており、屋外で冷え切った体を温めてくれます。

日本で飲むことのできるホットビールといえば、リーフマンス グリュークリーク。
リーフマンス醸造所は2007年末に倒産してしまったためしばらく入荷がありませんでしたが、現在はデュベル・モルトガット社の傘下に入り、再び日本にも入ってくるようになりました。

グリュークリークは、煮沸時にアニス、シナモン、クローヴの3種類のスパイスを投入し、その後スタンダードのクリークとブレンドして造られます。
飲用温度は50~60℃が最適。(70℃くらいでもOK~日本酒で言うところの熱燗から飛び切り燗)
グリューワインによくあるような甘過ぎの感が無く、心地よい酸味があって飲み飽きしません。
後味もバランスよく長く続きます。

温度の低い時にはスパイスのシャープな香りが際立っていますが、温度が高くなるにつれスパイスとクリークの香りがバランスよくまとまります。
寒い夜には最適のビール。
未体験のかたはこの冬にぜひ一度飲んでみてください。

ホットビールの紹介はこちら

クリスマスビールグリュークリークベルギービールホットビールリーフマンス

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

三輪 一記

一般財団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会 代表理事

1967年、名古屋市生まれ。
1990年、関西大学商学部卒業。26歳のときにベルギービールと出会い、以来ベルギービールを愛し、仕事でというよりライフワークとしてベルギービール普及に情熱を傾け、毎年ベルギーを訪れている。
2001年よりベルギービールに関する講座、セミナー活動をスタート。
2008年より愛知大学、愛知淑徳大学等でベルギービール講座開講。
「ベルギービールを通じて日本とベルギーの架け橋に」というコンセプトのもと、
講演やセミナーにも積極的に取り組んでいる。
共著に『ベルギービール大全』(三輪一記+石黒謙吾/アートン)、
『ベルギービール大全<新>』(三輪一記+石黒謙吾/アスペクト)。
一般財団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会 代表理事。

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