井上尚弥、勝負の2022年をビールとともに妄想!~後編・夢の日本人対決~
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井上がバンタム級統一したら、誰との試合が観たい?
現WBA、IBFのバンタム級統一王者の井上尚弥(以下、井上)は、2022年中の王座統一を狙っている。
すでに2団体を統一する井上だが、この数年間、残る2団体との統一戦が思うように進んでいないのが現状だ。
井上がバンタム級ラストイヤーとした2022年、王座統一に向けた試合は『井上尚弥、勝負の2022年をビールとともに妄想!~前編・バンタム級4団体統一へ~』をご覧いただくとして、あなたはバンタム級統一を果たした井上に誰との試合を期待するだろうか?
井上のスーパーバンタム級への転向を期待するファンは多い。
WBCとWBOの王座にステファン・フルトン(以下、フルトン)、WBAとIBFの王座にムロジョン・アフマダリエフが君臨するスーパーバンタム級は、バンタム級に比べてタレントが揃っている印象だ。
特にフルトンは、かねてより井上との対戦を歓迎している。
スーパーバンタム級の猛者たちは“MONSTER”の転向を待ちわびているのだ。
しかし、井上が意外な人物にラブコールを送ったことで、ボクシング界は大いに盛り上がっている。
日本ボクシング史上最高傑作VS.日本人唯一の4階級制覇
滅多に言わないラブコールは本気だぞ
ボクシング界盛り上げようじゃないか— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) January 23, 2022
2022年1月14日、井上がゲスト出演したWOWOW特番「エキサイトマッチ30周年記念リングサイド会議SP」の公開収録後のことだ。
具体的な名前こそ出さなかったものの、「5階級制覇を考えている相手がバンタム級に上げてくるなら」との条件付きで、現WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(以下、井岡)へラブコールを送った。
井上が井岡について発言することは極めて珍しい。
もし井上と井岡の試合が実現すれば、日本ボクシング史上最高峰の日本人対決となるだろう。
世界3階級制覇にしてリング誌のタイトルやWBSSも制している井上と、日本人唯一の4階級制覇を果たしている井岡。
2022年1月現在の「パウンド・フォー・パウンド ランキング(リング誌)」で、井上と井岡はともにTOP10にランクインしている。
日本人が2人同時にランクインすること自体が快挙であり、実現すれば過去を振り返っても最高峰の日本人対決となる。
チャンピオン同士の試合に相応しいビール【FULLER’S ESB】
数々のタイトルを獲得してきた2人の試合が実現した際には、飲みたいビールとして【FULLER’S ESB】が候補になるのは間違いないだろう。
醸造するFuller, Smith & Turner PLC (フラーズ社) は、最高級の原料と卓越した技術により、いくつものスタイルの高品質なエールビールを醸造していることで有名だ。
【FULLER’S ESB】の“ESB”とは、エクストラ スペシャル ビターを略している。
通常のエールビールよりも多量の麦芽とホップを使用していて、モルトの甘味やまろやかな苦み、柑橘系の味わいが力強くも見事に調和している。
そして、世界的にも数々の賞を受賞している【FULLER’S ESB】の別名は「チャンピオン・エール」。
是非2人の試合を観ながら飲みたい1本だ。
井岡一翔の強さとは?
井岡には井上のような派手さはないものの、玄人好みのボクシングでその強さを証明し続けている。
抜群の距離感、相手との駆け引き、試合を通して行う冷静な判断、鉄壁のディフェンス、多彩なコンビネーションに代表される熟練のテクニック…。
挙げればきりがない。
中でも特筆すべきは「距離感」と「打ち終わりのディフェンス」だと私は考える。
その2つが最も際立った試合は、2020年12月31日に行われた田中恒成(以下、田中)との一戦だ。
若く勢いのある田中は、スーパーフライ級転向後の初戦で4階級制覇を目指し井岡に挑戦した。
スピードで上回る田中に対し、井岡は6R T.K.Oにて王座防衛を果たした。
カウンターの左フックで3度のダウンを奪うなど、格が違うと言わんばかりの完勝劇だ。
ブルワーの技術が光る【京都醸造 太陽の恵み SUN KISSED】
【京都醸造 太陽の恵み SUN KISSED】は、たっぷりのラズベリーピューレを使用することで爽やかな果実味と爽快感を併せ持つ、濃いピンク色の美しいビールだ。
フルーツの味わいとビールの酸味をうまく融合させ、ホップは使用していない。
ブルワーの技術が光るビールだ。(酒税法上は発泡酒)
ビールが「黄金の液体に白い泡、苦みと爽快感が得られる飲み物」だけではない。
苦味がなく果実味や酸味の強いピンク色をした【京都醸造 太陽の恵み SUN KISSED】のスタイルは「フルーツサワーエール」。
豊かな果実味と酸味がメインのビールだ。
豪快なKOだけがボクシングの魅力ではない。
井岡のような高度なテクニックと駆け引き、心理戦を楽しむのもボクシングの大きな魅力なのだ。
実現の可能性は低い… しかし、夢がある!
現実的なことを考慮すれば、2022年の井岡が目指す先にはスーパーフライ級の王座統一にあるはずだ。
2021年12月31日に対戦が決まっていたものの、新型コロナウイルス影響でキャンセルされたIBF同級王者ジェルウィン・アンカハスとの王座統一戦の実現が最優先である。
その先にはWBAとWBCの王座を持つファン・フランシスコ・エストラーダやローマン・ゴンザレスといったスーパーフライ級でのビッグマッチを見据えているだろう。
一方で井上は、仮に2022年内にバンタム級統一が実現しなかったとしても、2023年はスーパーバンタム級へ転向するは予定だ。
つまり、この“夢のカード”が実現するのは2022年以外にあり得ないということになる。
【The PREMIUM MALT’S MASTER’S DREAM<マスターズドリーム>】
日本には“醸造家の夢”と名付けられたビールがある。
サントリーのThe PREMIUM MALT’S MASTER’S DREAM<マスターズドリーム>】だ。
心が震えるほどに美味いビールを目指し、効率や生産性ではなく、
ただただ、美味いビールだけを追い求め、世界でも例を見ないサントリー独自の技術「ENSEMBLE MASHING TECHNOLOGY」を駆使したビールである。
その味わいは、公式サイトにて以下のように紹介されている。
多重奏で、濃密。
その味は、心を震わせる音楽のように。
味わうたびに、心が踊りだし、
そしてまた、思い出してしまううまさ。
コク、苦み、甘み、香り、余韻。ビールに求めるいくつもの味わいが、
飲み始めてから飲み終わった後まで、
波のように押し寄せ、共鳴する。それは、
オーケストラのような多重奏なうまさの体感。サントリー The PREMIUM MALT’S MASTER’S DREAM<マスターズドリーム>ブランドサイト より
井上と井岡の対決については、すでに多くのボクシングや格闘技関係者が実現の可能性や予想について語るなど注目されている。
もし実現されればボクシングファンの心は踊り、その試合はきっと心を震わせるものになるだろう。
だってこの2人の試合は、“醸造家の夢”ならぬ、“ボクシングファンの夢”なのだから。
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