端田晶さんが日本のビール史を面白く語る!『殖産に挑んだ人々2』発売中
日本のビール史を語るのに欠かせない“東洋のビール王”馬越恭平と、“対抗して麒麟麦酒設立した”米井源次郎。
このふたりの岡山県人による「ビール戦争」なるものがあったことをご存じでしょうか?
国造りの根幹をなす「殖産」に取り組んだ岡山ゆかりの先人達を図版や史料を基に研究者が紹介する『近代岡山 殖産に挑んだ人々 2』が吉備人出版より発行されました。
これは日本の近代化に多大な貢献をした岡山ゆかりの先人たちのシンポジウム記録集。
ビール文化研究家でヱビスビール記念館前館長もある端田晶さんによる、「大衆文化を変えた男・岡山人同士のビール戦争」も掲載されています。
この本のユニークな点は、講演の口述が速記で掲載されていること。
落語をきいているかのようなテンポの良い講演で知られる端田さんの口調がそのまま文章になっているのです。
また写真やグラフ、表が多数載っているので、頭の中に映像として描きやすいのが特徴です。
ビールだけでなく、私たちがよく知っている日本の大企業の発祥も描かれており、より身近に感じることができます。
もちろん、昨年の大河ドラマの主人公、渋沢栄一も登場。
明治から現在まで続く日本の殖産をめぐる一大ドラマを鑑賞したかのような、充実感を得られることでしょう。
ビール大好き日本人、特に岡山県人は必見です!
近代岡山 殖産に挑んだ人々 2
著者 公益財団法人山陽放送学術文化・スポーツ振興財団 (編著)
発行 吉備人出版
仕様 A5判 並製本
ページ数 259ページ
価格 本体1,500円+税
ISBN 978-4-86069-664-1 C0021
初版年月日 2022年2月1日
書店発売日 2022年2月8日【概 要】
日本初の民間紡績所・下村紡績所を築いた渾大防益三郎
倉敷紡績所を創設した大原孝四郎
日本一の塩田王となった野﨑武左衛門と武吉郎
「東洋のビール王」と呼ばれた馬越恭平
麒麟麦酒を設立して馬越に挑んだ米井源治郎国造りの根幹をなす「殖産」に取り組んだ岡山ゆかりの先人達を図版や史料を基に研究者が紹介する。
公益財団法人山陽放送学術文化・スポーツ振興財団主催のシリーズシンポジウム「近代岡山の偉人伝 殖産に挑んだ人々」第4回〜第6回(令和3年2月〜6月開催)記録集。
【目 次】
・時代を紡いだ先哲
「始まりは一輪の綿花、紡績の起業と発展」
・内海に白き輝きを見た男
「遺訓を守って」
「巨大塩田地主野﨑家史料の総合的研究―プロジェクトの概要―」
「野﨑武左衛門の経済・政治活動~地域社会と岡山藩への貢献~」
・大衆文化を変えた男
「岡山人同士のビール戦争」吉備人出版 https://www.kibito.co.jp/book/978-4-86069-664-1
Amazon https://www.amazon.co.jp/gp/product/4860696646/
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