忽布古丹醸造と初コラボは珍しいサワーIPL 「Far Yeast Paykar Sour IPL」発売
「あ。たしかに聞いたことがないビアスタイルだな」
Far Yeast Brewing(以下、FYB)が2022年3月26日(土)に一般発売する「Far Yeast Paykar Sour IPL」のプレスリリースを読んだときの率直な感想です。
今回は、こちらの商品を紹介します。
5年の時を経て実現したコラボレーションビール
「Far Yeast Paykar Sour IPL」は、北海道の忽布古丹醸造との初コラボレーションビールです。
FYBと忽布古丹醸造の堤野貴之代表は昔から親交があり、山梨県にある源流醸造所を建てた際にアドバイザーを務める予定でした。2016年の秋には、醸造所設⽴準備中の⼭梨県⼩菅村でキャンプをしながら「⼀緒にビールを造りましょう」と語り合いましたが、工期が遅れてしまったことで実現しませんでした。
その後、堤野さんは2017年1月に忽布古丹醸造を設立。5年の時を経て、ようやく実現したコラボレーションになります。
「サワーIPL」という新しいラガービールへの挑戦
今回のコラボレーションは、FYBの「ラガースタイルのビールを極めていきたい」という思いから忽布古丹醸造のきれいなラガービールのレシピ構成や醸造技術の知⾒を取り⼊れながら、さらに新しいラガービールへの挑戦としてサワーIPLが選ばれました。
ここ数年、クラフトビール業界ではサワーIPAは見かけるようになりましたが、サワーIPLは見たことがありません。これは「ラガー酵⺟は繊細で、他の酵⺟とのハイブリッドによるサワーリングが⾮常に難しいため」という理由からです。
「Far Yeast Paykar Sour IPL」では、忽布古丹醸造が定番ビールで使⽤している富良野産のハスカップと上富良野産カスケードホップをふんだんに使⽤。シングルホップの豊かな⾹りと、すっきりクリアな飲み⼝のフルーツサワーIPLに仕上げています。
商品名の「Paykar(パイカラ)」は、アイヌ語で春を意味する言葉。「ハスカップの酸味と鮮やかなピンク⾊が春の訪れを感じさせる、これからの季節にぴったりの1本です」ということです。
こうした新しい取り組みがクラフトビールらしくて良いですね。公式オンラインストアでは3⽉15⽇(⽕)より先⾏販売を開始しています。飲んでみたい方、利用してみてください。
Far Yeast Paykar Sour IPL 商品概要
品⽬:発泡酒
原材料:⻨芽 (ドイツ製造、ベルギー製造)、ハスカップ、ホップ、酸味料
アルコール度数:6.5%
スタイル:Fruited Sour IPL
販売開始⽇:2022年3⽉26⽇(⼟)
希望⼩売価格:オープン価格
容量:350ml⽸、15L樽
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。