横浜のディープな飲み屋街、人気の「野毛」をテーマにしたクラフトビールが誕生したのは5年前・・・その名もズバリ「野毛ビール」。

横浜で23年間ビールを造り続けているローカルビアカンパニー「横浜ビール」より
「醸造士が『今、造りたいビール』を醸造する“ブルワーズビール”シリーズ」
として春に限定醸造、発売されているのがこちら野毛ビールです。

2022年4月、ラベルを一新した「野毛ビール〜ゴールデンエール〜」は野毛を含む横浜民に大好評発売中。筆者もその味わいを、野毛の街にて堪能してきました！

横浜を拠点に活躍中のデザイナー、木村薫さんが「新旧入り乱れる色濃い街・野毛を表現」して手掛けたラベル。街飲みも外飲みも楽しいこの季節を更に盛り上げてくれるようなデザインです（写真提供：横浜ビール）

昭和時代の風情が色濃く残る通りの中に、令和の新デザインを基調とした店が次々に登場、それらが融合し「不思議な魅力」を持つ街、野毛。面積0.74ｋ㎡の中に約600もの飲食店があると言われ、お酒初心者から飲み助まで、そして観光客から地元民まで、日々楽しむ姿がそこにあります。

そんな野毛エリアまで徒歩約10分の場所に位置するのが横浜ビールの醸造所。スタッフの皆さん、そして醸造長も野毛が大好き！

横浜ビール直営店舗１F 「ヨコハマビアスタンド」で野毛ビールのボトルを持つヘッドブルワーの深田優さん。筆者がこの日飲んだグラスも野毛ビール！

「様々な人が行き交う“野毛”の何処に存在しても“ビール”としての存在感と魅力を持ち、多くの人が楽しめるようなビール」を目指して醸造したという「野毛ビール」。

発売初年度には「国際ビール大賞 銅賞」を受賞した実績を持っています。そして更に改良を目指した深田醸造長は、2021年にレシピを一新。そのきっかけは研究のために読んだ文献の文言だったそう。以下のお話を伺いました。

「英国のパブで古くから飲まれてきたのは、苦みの効いたエールだったそう、一方でクラフトビールの文化を生んだ米国のパブで、多く飲まれてきたビールは何かと探ったところ『ホップは控えめで麦芽の甘味が穏やかなゴールデンエール』だったんです。

アメリカで日常的に飲まれるこのスタイルのビールを造ってみようと思ったもうひとつの理由があります。

文献の中に『流行りではない、特別でもない、誰かが飲みたいと思う時に手元にあるビール』という文言を見つけてはっとしました。

そんなビールを造ってみたい、とインスパイアされたんです」

横浜ビール広報担当、横内勇人さん（右）工藤葵さん（左）も野毛ビールを持ってポーズ！横浜ビールのみならず、横浜のクラフトビールシーンをも盛り上げるお２人も、野毛が大好き！奥に見えるのは深田醸造長。

「それから、野毛は『酒場の街』。どういうビールが相応しいんだろう？と考えました。

仕事帰りにほっとするために、そして気軽にお酒を楽しむために、野毛に行く人たちに楽しんでもらえるビールはどんなものが良いのか、と」

大手ビールが好きな人たちにも、馴染み深い色、味わいでありながら、その一方でクラフトビール好きな人たちにも楽しんでもらえる「クラフトらしさ」的な要素を加えていきたいと深田さんは考え、そして野毛ビールを醸されたそうです。

「野毛たべもの横丁」の「鉄板焼　肘鉄　HIJITETU」にて飲んだ野毛ビール。ざわめきの中頂くモルトを感じる優しい味わいに2人で「美味しいね！！」

そんなビールを、筆者自身が野毛で頂いたのは4月上旬のこと。

久しぶりに会う友人と、お互い、みなとみらいで仕事があった後に待ち合わせ。

その友人は横浜で大学時代を過ごしていたということで、

「青春を過ごした場所を案内したいな！野毛に連れてっても良い？いつも、講義の帰りにゼミのみんなで飲んでた場所なんだ！」

そして向かったお店で見つけたのは・・・「野毛ビール」のポスター！

「横浜ビールが出してる、街の名前がついているビールだよ！これ飲もうよ」

と即注文。わくわくしながらアルミのコップに注いで

「カンパイ！」

・・・仕事帰りで疲れた身体に染みる優しい味・・・美味しい！！

おつまみに頼んだアジアン料理とも相性ばっちり、野毛ビール。非常に人気がありこちらの『肘鉄』店舗では2022/4/22日現在売り切れてしまったそうですが「『横浜ラガー』は置いてます！あと、他の飲食店で『野毛ビール』を出してる店、まだありますよ♪」とスタッフさんに伺いました。逃す前に野毛へGO！

深田さんから伺ったコメントをもうひとつ。

「『野毛ビール』は、最近人気のIPAなどを好まれる『クラフトビール好きな方』には、ちょっと地味なビールだな、という印象になるかもしれません。

でも。野毛で仕事帰りに、仲間とワイワイ飲んでもらうのにきっと合うビールだと思うんです。大衆的な料理にも合い、仕事帰りに『落ち着く』『ほっとできる』『飲みやすい』味わいに仕上がっていると思います」

そう、頂いたビールはそんなお味でした。お隣で同じビールを頼んでいた人も
「飲みやすいね」
「美味しいね」
と話していて、そして一緒に乾杯。”野毛”っていいな、ビールっていいなぁ・・・

明日の活力にもなる1杯を、皆様もぜひお楽しみください！

🍺野毛ビール ～ゴールデンエール～

品目：ビール
発売日：2022年4月1日
発売地域：横浜・東京（大森）（数量限定）
アルコール度数：5％
容量：350ml 瓶

🍺取り扱い店舗

セブン-イレブン横浜みなとみらい3丁目店、セブン-イレブン横浜クロスゲート、セブン-イレブン横浜宮川町3丁目店、セブン-イレブンプレミアヨコハマ店、セブン-イレブン横浜センター北駅前店、セブン-イレブン横浜ハンマーヘッド店、イトーヨーカ堂 大森店、デイリーヤマザキ新横浜店、デイリーヤマザキ横浜山下町店、未来酒店YOKOHAMA、そごう横浜店、高島屋横浜店、酒商太田屋、2416MARKET CAVE、横浜ビール本店１F「YOKOHAMA BEER STAND」

*※掲載の販売店では酒類取り扱い店舗での販売となります。一部店舗では取り扱いがない場合がございます（大人気商品、ぜひお早目に！）

🍺横浜ビール
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🍺直営店店舗  「驛の食卓」「 YOKOHAMA BEER STAND」http://www.yokohamabeer.com/index/company_store.html